DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

モーラ、手痛い捻挫負け(WBAミドル級:レギュラー王座)

2015年08月03日 00時02分22秒 | 世界ボクシング
現地時間の昨夜(1日・土曜日)、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBAミドル級戦(レギュラー王座):
王者ダニエル ジェイコブス TKO2回2分55秒 挑戦者セルジオ モーラ(共に米)

*ちょうど一年前に同王座を獲得したジェイコブス。今回が2度目の防衛戦になります。モーラは以前、一つ下のスーパーウェルター級でWBC王座を獲得していますが格下という印象は拭えません。案の定、試合開始直後は予想通りの展開となりました。

初回も2分になろうとした頃、挑戦者が出てきたところに王者が右フックをクリーンヒットさせ先制のダウンを奪います。モーラがボディーを狙っていたためにガードはがら空き状態。それに加えて挑戦者の足が揃っていたためにストン、という感じでダウン。ダメージはありませんでした。

その直後、今度はジェイコブスが出たところにモーラが左フックを当てダウンを奪い返すスリリングな展開に。どちらのペースともいえない内容で初回が終わり、そのままの流れで2回に突入します。



2回終盤、ロープ際で王者の右クロスを浴びた挑戦者はあえなくダウン。そのダウンでのダメージはそれほどないように見えましたが、その際に右足を捻挫したモーラ。カウント内に立ち上がるも、そこで自らギブアップを要請しています。

この試合結果から、捻挫をも苦にせず、対戦をTKOで退けた大場 政夫(帝拳)の偉大さが改めて実感する事が出来ました。


ウェルター級12回戦:
ダニー ガルシア TKO9回2分22秒 ポール マリナッジ(共に米)

*これまでの対戦者の質、実績から無視する事が出来ないガルシア。特にこれといった突出した戦力はないのですが、確実に白星を伸ばしています。

今回はガルシアにとり、ウェルター級への正式転向の初陣戦。元2階級制覇王マリナッジを、そのスピード感に欠けるも、独特のタイミング、パンチの当て感でコントロール。中盤以降に抜け出し、9回終盤、連打でレフリーストップに追い込んでいます。

主審のストップのタイミングは少々早く感じられましたが、マリナッジのそれまでのダメージを考慮すると、致し方ない、といったところでしょうか。

今後ガルシアが強豪ひしめくウェルター級で、どの選手と対戦していくかに注目です。

   
コメント (2)
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