先週14日金曜日、米国・ニュージャージ州で行われた試合結果です。
WBOクルーザー級戦:
挑戦者クジストフ グロワッキー(ポーランド)TKO11回2分39秒 王者マルコ フック(独)
*2009年8月に同王座を獲得したフックはこれまでに13連続防衛に成功しています。この記録はジョニー ネルソン(英)と並び、同級最多防衛記録となりますが、とうとう王座転落の日を迎えることになりました。
今回フックに挑戦したのは指名挑戦者のグロワッキー。24勝全勝15KOのパーフェクト・レコードのサウスポーです。
試合は勢いに乗る挑戦者のペースでスタート。スタンスが広めで、少々斜めに構えたスタイルから左強打を上下に次々に放っていったポーランド人。最初の3回はフックは後手に回るのみでした。
4回、少々打ち疲れた感の見えたグロワッキー。王者がジワジワと反撃に出ます。6回40秒過ぎ、リング中央で左フックをポーランド人のこめかみに当てたフック。挑戦者はヨタヨタとしながら後方にダウンを喫します。明らかに効いたダウンでしたが、グロワッキーはここから執念を発揮します。足をぐらつかせながらもとにかく前に出て攻撃の手を止めません。
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しぶとい挑戦者に対し手を焼き続けたフック。10回には雑な攻撃が目を引きました。
迎えた11回、2分過ぎに左から右を返し吹っ飛ばすようにしてフックからダウンを奪い返した挑戦者。試合再開後連打から左を当てダウンを追加。そのままレフェリー・ストップに持ち込み逆転勝利を呼び込むことに成功しています。
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10回までの採点では、0対3(93-96x2、94-95)でリードを許していたグロワッキーですが、私(Corleone)は95対94で挑戦者が若干有利のように見えました。
ポーランド国外初の試合で大金星を上げたグロワッキー。その好戦的なスタイルから、米国のリングでも人気が出そうな予感がします。1年ぶりの試合で虎の子のタイトルを失ったフック。フックにとりこの試合が2度目のドイツ国外での試合であり、米国のリングでのデビュー戦でもありました。
ヘビー級12回戦:
アントニオ ターバー 引き分け(1対1:115-113、113-115、114-114)スティーブ カニンガム(共に米)
*ヘビー級では小柄な部類に入る両選手による対決は痛み分けに終わっています。双方とも一つ下のクルーザー級が妥当なクラスではないでしょうか。
WBOクルーザー級戦:
挑戦者クジストフ グロワッキー(ポーランド)TKO11回2分39秒 王者マルコ フック(独)
*2009年8月に同王座を獲得したフックはこれまでに13連続防衛に成功しています。この記録はジョニー ネルソン(英)と並び、同級最多防衛記録となりますが、とうとう王座転落の日を迎えることになりました。
今回フックに挑戦したのは指名挑戦者のグロワッキー。24勝全勝15KOのパーフェクト・レコードのサウスポーです。
試合は勢いに乗る挑戦者のペースでスタート。スタンスが広めで、少々斜めに構えたスタイルから左強打を上下に次々に放っていったポーランド人。最初の3回はフックは後手に回るのみでした。
4回、少々打ち疲れた感の見えたグロワッキー。王者がジワジワと反撃に出ます。6回40秒過ぎ、リング中央で左フックをポーランド人のこめかみに当てたフック。挑戦者はヨタヨタとしながら後方にダウンを喫します。明らかに効いたダウンでしたが、グロワッキーはここから執念を発揮します。足をぐらつかせながらもとにかく前に出て攻撃の手を止めません。
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しぶとい挑戦者に対し手を焼き続けたフック。10回には雑な攻撃が目を引きました。
迎えた11回、2分過ぎに左から右を返し吹っ飛ばすようにしてフックからダウンを奪い返した挑戦者。試合再開後連打から左を当てダウンを追加。そのままレフェリー・ストップに持ち込み逆転勝利を呼び込むことに成功しています。
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10回までの採点では、0対3(93-96x2、94-95)でリードを許していたグロワッキーですが、私(Corleone)は95対94で挑戦者が若干有利のように見えました。
ポーランド国外初の試合で大金星を上げたグロワッキー。その好戦的なスタイルから、米国のリングでも人気が出そうな予感がします。1年ぶりの試合で虎の子のタイトルを失ったフック。フックにとりこの試合が2度目のドイツ国外での試合であり、米国のリングでのデビュー戦でもありました。
ヘビー級12回戦:
アントニオ ターバー 引き分け(1対1:115-113、113-115、114-114)スティーブ カニンガム(共に米)
*ヘビー級では小柄な部類に入る両選手による対決は痛み分けに終わっています。双方とも一つ下のクルーザー級が妥当なクラスではないでしょうか。