悲しいニュースが入ってしまいました。先日14日・日曜日、ライト級からスーパーウェルター級までの4階級を制覇した稀代のテクニシャン、パーネル ウィテカー(米)が交通事故のため亡くなっています。
1984年に行われたロス五輪のライト級で金メダルを獲得したウィテカー。その後フリオ セサール チャベス(メキシコ)を筆頭に、1980年代、1990年代を代表する名選手たちと数々の死闘を演じたウィテカー。その技術はボクシング史を通じて屈指のものでした。ご冥福をお祈り申し上げます。
(20世紀末を代表する名ボクサー、パーネル ウィテカー)
ウィテカーは主要団体が3つだった時代に、ライト級の3本のベルトをまとめた選手です。現在のライト級の実力ナンバー1といえばウクライナのワシル ロマチェンコ。当時のウィテカーと現在のロマチェンコが対戦するとしたら、果たしてどちらに勝利の女神がほほ笑むのでしょうか。非常に興味深い対戦カードですよね。