先週末20日・土曜日、英国で行われた試合結果です。
WBCヘビー級戦(暫定王座):
ディリアン ホワイト(英)判定3対0(115-112x2、116-111)オスカル リベス(コロンビア)
*長らくWBCヘビー級の1位にランキングされていたホワイト。その実力は認められているのですが、どうしてか中々世界初挑戦が実現せず。現在WBC王座に君臨しているディオンディ ワイルダー(米)も、まるでホワイトとの対戦を避けるように他の挑戦者たちとの防衛戦を続けています。
王者と指名挑戦者が対戦をしないという状況に業を煮やしていてWBCはついに暫定王座設置を決意。今回の試合の直前に世界王座戦として決行されることが発表されています。
9回に不覚のダウンを喫したホワイトですが、そのほかの回は予想通りにリベスをリード。明白な判定勝利を収め、暫定ながらも世界ヘビー級の頂点に立つ事に成功しました。
ホワイトが一角を担うことになった世界ヘビー級の頂上。2019年7月23日現在の世界ヘビー級王者の顔ぶれを見てみましょう。
WBA(スーパー):アンディー ルイス(米/防衛回数0)
WBA(レギュラー):マヌエル チャー(独/0)
WBA(暫定):トレバー ブライアン(米/0)
WBC:ワイルダー(米/9)
WBC(暫定):ホワイト(0)
IBF:ルイス(0)
WBO:ルイス(0)
今後のヘビー級戦線の注目はまず、9月に行われるワイルダーとルイス オルティス(キューバ)の再戦と、ルイスとそのルイスに王座を明け渡したアンソニー ジョシュア(英)によるリマッチになります。それらの試合の勝者に、元統一王者でいまだに無敗のタイソン フューリー(英)と、無敵のクルーザー級王者アレクサンデル ウシク(ウクライナ)がいつ頃対戦するかという事になるでしょうね。