先週末27日・土曜日、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
2団体スーパーライト級王座統一戦:
WBC王者ホセ カルロス ラミレス TKO6回1分38秒 WBO王者モーリス フーカー(共に米)
*王者同士がそれぞれのタイトルを賭けて臨んだ王座統一戦。試合前の掛け率が非常に競っていた実力拮抗者同士の一戦は、その予想を裏切らない激しい試合を展開していきます。
初回、ラミレスに足を踏まれたところにパンチを貰い、バランスを崩してしまったフーカー。不運な形でダウンを取られてしまったWBO王者ですが、3回から得意の中間距離での打ち合いに持っていき主導権を握り始めます。
体格で劣るラミレスは、体を振りながら相手の懐に入り連打を見舞うという持ち前のスタイルでフーカーに対抗。一進一退の攻防戦が続きます。そんな中6回、ラミレスが左フックからの連打でフーカーをロープに追い詰め一気にTKO勝利。これまで保持していたWBC王座に加え、WBO王座の吸収にも成功しました。
IBFスーパーフェザー級戦:
王者デビン ファーマー(米)判定3対0(119-108、116-111x2)挑戦者ギヨーム フレノワ(仏)
*12回に渡り、上下へのパンチを繰り出し挑戦者を圧倒し続けたファーマー。1年前に豪州で獲得した王座の4連続防衛に成功しています。
指名挑戦者に快勝し防衛記録を更新したファーマー。目標は、同日別会場で見事の防衛戦を果たしているWBAスーパー王者ジェルボンテ デービス(米)との王座統一戦。年内にもその試合が実現する可能性があるそうです。
ファーマーが頂点の一角に君臨しているスーパーフェザー級。2019年7月30日現在の同級王者たちの顔ぶれは次のようになります。
WBA(スーパー):ジェルボンテ デービス(米/防衛回数2)
WBA(レギュラー):アンドリュー カンシオ(米/1)
WBC:ミゲル ベルチェル(メキシコ/5)
IBF:デビン ファーマー(米/4)
WBO:ジャメル ヘリング(米/0)
OPBF(東洋太平洋):三代 大訓(ワタナベ/2)
日本:末吉 大(帝拳/4)
デービスとベルチェルが他を一歩リードしていますが、どの対戦も好試合が期待できる顔ぶれと言っていいでしょう。是非実現してほしいですね、『デービス対ファーマー』による王座統一戦。