12月16日、豪州で予定される試合です。
スーパーウェルター級戦:
ティム チュー(豪)対 ボーウィン モーガン(ニュージーランド)
*2016年師走にプロデビューを果たしている元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の実子ティム。ここまで16戦行い全勝(12KO)を記録。順調に成長してきました。
チュー2世はこれまでに、2017年10月に獲得したWBCの下部組織であるABCO王座を、昨年は2月に獲得したWBAオセアニアの暫定王座を獲得。5月には豪州国内王座を獲得し、8月にはIBF豪州王座とWBOグローバル王座もそのコレクションに加えます。8月には同胞の元世界王者ジェフ ホーンを撃破。世界ランキングもWBOの2位を皮切りに、IBFで4位、WBAとWBCで8位と、主要4団体で堂々と世界ランカーの地位を獲得し、世界初挑戦近しの印象があります。
チューの今年の最終戦を締めくくる相手に選ばれたモーガンは、21勝(11KO)1敗(1KO負け)の戦績の持ち主で、これまでにニュージーランド国内王座や、マイナー団体IBOの地域王座、そしてWBUのベルトを獲得してきた中堅選手。現在のチューにとって、肩慣らしとしてはちょうどいいレベルの選手と言っていいでしょう。
チュー陣営としてはすぐにでも世界挑戦をしたいでしょうが、現在のスーパーウェルター級は、ジャーメル チャーロ(米)が3つのベルトを保持し、WBO王者パトリック テシェイラ(ブラジル)は指名挑戦者との防衛戦が控えている状態。即チューが世界戦のリングに立つことはないようです。
ホーンを破ったとはいえ、まだまだ発展途上のチュー。キャリア作りが対戦な時期と見ていいでしょうね。