先週末3日・土曜日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBCスーパーライト級挑戦者決定戦:
ホセ ゼぺダ(米)KO5回2分50秒 イバン バランチェク(ベラルーシ)
*とんでもない試合でした。最後は5回終了間際に、ゼぺダがサウスポー・スタイルからの左でバランチェクを完全にKO。しかしそれまでは、毎回どちらかがダウンを喫するというすさまじい試合でした。
両者ともに4度のダウンを喫しました。回毎に見てみると、初回はゼぺダが2度。2回は両者1度ずつで、3回と4回はバランチェクが各回1度。最終回となった5回は再びダウンの奪い合い。最終的には大降りのバランチェクを、セペダがコンパクトなパンチで倒した形となりました。
この勝利により、WBC王座への挑戦権を獲得したゼぺダ。敗れたバランチェクも評価を落としてはいないでしょう。しかしまあ、二人合わせて8度のダウンですか。凄まじいの一言ですね。
先月末も掲載しましたが、改めて今日現在(2020年10月5日)のスーパーライト級の王者たちの顔ぶれを見てみましょう。
WBA(スーパー):ジョシュ テーラー(英/防衛回数1)
WBA(レギュラー):マリオ バリオス(米/0)
WBC:ホセ カルロス ラミレス(米/4)
IBF:ジョシュ テーラー(英/2)
WBO:ホセ カルロス ラミレス(米/1)
OPBF(東洋太平洋):内藤 律樹(E&Jカシアス/3)
WBOアジア太平洋:井上 浩樹(大橋/0)
日本:永田 大士(三迫/0)
*ゼぺダは昨年2月にラミレスに挑戦し、0対2の判定負けを喫しています。バランチェクは昨年5月にテーラーと拳を交え、判定負けを喫すると共にIBF王座を失っています。次は「テーラー対ゼぺダ」と「ラミレス対バランチェク」を見てみたいですね。もちろん「ゼぺダ対バランチェクⅡ」も実現してほしいですが。