先月末26日、米国・コネチカット州で行われた試合結果です。
WBOバンタム級戦:
王者ジョン リエル カシメロ(比)TKO3回54秒 挑戦者デューク ミカー(ガーナ)
*カシメロが初めて世界王座に就いたのは2009年まで遡ります。その時は現在のバンタム級より3つ下のライトフライ級のWBO暫定王座でした。それから10年以上の年月が流れていますが、カシメロにはまだまだ勢いというものがあります。
カシメロに挑んだミカーのこの試合前までの戦績は24戦全勝(19KO)。アフリカから登場した久しぶりの怪物的選手かと期待していたのですが、比国人の勢いの前にあっさりと敗れてしまいました。
右のボディー攻撃を中心に挑戦者を沈めたカシメロ。自身3階級目の王座の3度目の防衛に成功しています。
カシメロが防衛回数を伸ばしていますが、2020年10月6日現在の、バンタム級王者たちの顔ぶれを見てみましょう。
WBA(スーパー):井上 尚弥(大橋/防衛回数3)
WBA(レギュラー):ギレルモ リゴンドー(キューバ/0)
WBC:ノルディ ウーバーリ(仏/2)
IBF:井上 尚弥(大橋/1)
WBO:ジョン リエル カシメロ(比/2)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/1)
WBOアジア太平洋:ストロング小林 佑樹(六島/1)
日本:鈴木 悠介(三迫/0)
*井上が今月末に、そしてノルディが師走に防衛戦を予定しています。本来なら4月に井上と対戦する予定だったカシメロ。今回の勝利は、井上戦実現に向け強烈なデモンストレーションになったことでしょう。