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今年もやってるやってる~

出田、王座統一に成功(日本スーパーウェルター級:王座統一戦ほか)

2023年08月17日 05時12分14秒 | 日本ボクシング

今月8日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーウェルター級戦(王座統一戦):
正規王者出田 祐一(三迫)判定2対1(96-94x2、94-96)暫定王者中島 玲(石田)

*2005年4月のデビュー後、12連勝(7KO)を飾り将来が有望視されていた当時の出田。しかし2010年2月に初黒星を喫すると、1勝1引き分けを挟むも黒星を重ね続けました。2020年12月に再び白星を挙げるまでに積み重ねた敗戦は15。昨年5月にも初回TKO負けを喫しています。白星と黒星が仲良く交差するキャリアを築いてきた出田にも、昨年11月に最初で最後と思われたタイトル戦に出場する機会に恵まれ、終盤9回で王座奪取を果たしました。

その後、左目網膜剥離のためリング活動が小休止に。その間中島が暫定王座を獲得。今回の出田との王座統一戦に臨むことになりました。

これまでの試合同様、序盤戦はリードを許す苦しい展開となった出田。しかし今回も、我慢しながら手を出し、何とか逆転に成功。判定は2対1と割れましたが、出田が日本王座の統一に成功すると同時に、戦績を17勝(9KO)16敗(6KO負け)1引き分けとし、ようやく白星を専攻する事にも成功しています。

負けが続き、選手生命が危ぶまれる大けがからも立ち上がってきた雑草男・出田。そんな実戦派が君臨する、2023年8月17日現在のスーパーウェルター級のタイトル保持者たちは次のようになります。

WBA:ジャーメル チャーロ(米/防衛回数2)
WBC:ジャーメル チャーロ(米/3)
WBC(暫定):ブライアン メンドサ(米/0)
IBF:ジャーメル チャーロ(米/2)
WBO:ジャーメル チャーロ(米/0)
WBO(暫定):ティム チュー(豪/1)
OPBF(東洋太平洋):井上 岳志(ワールドスポーツ/0)
WBOアジア太平洋:井上 岳志(ワールドスポーツ/1)
日本:出田 祐一(三迫/1)

日本スーパーライト級戦:
王者藤田 炎村(三迫)TKO3回2分48秒 挑戦者大野 俊人(石川)

*初回から左右の強打で挑戦者に迫っていった藤田。3回に右でダウンを奪い、その後の連打でTKO。持ち前のパンチ力に加え、安定したボクシングを披露し、4月に獲得した王座の初防衛に成功ています。

下記は2023年8月17日現在のスーパーライト級王者たちとなります。

WBA:ローランド ロメロ(米/防衛回数0)
WBC:レジス プログレイス(米/1)
IBF:スブリエル マティアス(プエルトリコ/0)
WBO:テオフィモ ロペス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/0)
WBOアジア太平洋:空位
日本:藤田 炎村(三迫/1)

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