今月12日、米国アリゾナ州で行われた試合結果です。
WBOスーパーフェザー級戦:
王者エマヌエル ナバレッテ(メキシコ)判定3対0(119-109、118-110、116-112)挑戦者オスカル バルデス(メキシコ)
*キャリア前半に4回戦で判定負けを喫した以外、白星を重ね続けているナバレッテ。2018年師走にWBOスーパーバンタム級王座を獲得して以来、防衛を重ねながらフェザー級、スーパーフェザー級でも順次世界王座の獲得に成功。しかし最近は定期的に試合を行っているにも関わらず、存在感が薄れてきています。
今回ナバレッテが迎えた同胞バルデスも、フェザー級、スーパーフェザー級で世界のベルトを腰に巻いてきた打ち合い好きの強豪。この両者が対戦してファンの期待を裏切るような試合になる筈がありません。
蓋を開けてみると、ボクシング関係者が大絶賛する打撃戦が12回に渡り繰り広げられました。両者が譲らない展開となりましたが、ナバレッテが驚異的に手数と変則的なボクシングでバルデスを抑え判定勝利。低迷していた評価を再び上げると同時に、2月に獲得した3階級目の王座の初防衛に成功しました。
今後、他団体王者たちとの王座統一戦や、バルデスとの再戦が望まれるナバレッテ。誰と対戦しても面白い試合を提供してくれることでしょう。
下記は2023年8月23日現在の、スーパーフェザー級のタイトルホルダーたちとなります。
WBA:ルイス ガルシア(ドミニカ/0)
WBC:オシャキー フォスター(米/0)
IBF:ジョー コルディナ(英/0)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/1)
OPBF(東洋太平洋):森 武蔵(志成/0)
WBOアジア太平洋:力石 政法(緑/0)
日本:原 優奈(真正/0)