DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

新たな王者は誕生ならず(WBCクルーザー級:暫定王座)

2024年12月09日 05時39分48秒 | 世界ボクシング

現地時間の一昨日(7日・土曜日)、カナダで行われた試合結果です。
WBCクルーザー級戦(暫定王座決定戦):
ライアン ロジッキー(カナダ)引き分け(1対0:115-113、114-114x2)ヤミール ぺラルタ(亜)

*本来ならこの日、ロジッキーは正規王者ゲボールに挑戦する予定でした。しかしミカエルヤンが、自身のプロモーターであるドン キング氏と契約上の問題が発生したためにロジッキーとの対戦は中止に。代わってロジッキーは、2022年5月に僅差の判定勝利を収めているぺラルタと暫定王座を賭け再び対戦する事になりました。

試合はロジッキーがボディーを中心とした攻撃で攻め、それをぺラルタが迎え撃つ形で終始進んでいきます。左目を大きく腫らしたカナダ人が若干有利と思われましたが、出された結果は二人のジャッジが引き分けとするドロー。ミカエルヤンの留守番役は決まらず仕舞いとなっています。

6月、9月とミカエルヤンとの一戦が決まりながら、そのたびに延期を繰り返してきたWBCクルーザー級戦。業を煮やしたWBCは暫定王座設置を認めましたが、結局は新王者誕生ならず。それはそれでしょうがないというか、結果としては良かったのではないでしょうか。もしミカエルヤンが防衛戦を行えない状態がさらに続くようなら、アルメニア人の王座を剥奪し、ロジッキーとぺラルタによる正規王座決定戦を行うことを義務付けるべきでしょう。

不必要な暫定王座誕生ならなかったクルーザー級。下記は2024年12月9日現在の、同級の王者たちとなります。

WBA:ヒルベルト ラミレス(メキシコ/防衛回数1)
WBC:ノエル ミカエルヤン(アルメニア/0)
IBF:ジェイ オペタイア(豪/1)
WBO:ヒルベルト ラミレス(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:デビット ニーカ(Nyika)(ニュージーランド/0)

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三代、2連続TKO防衛に成功(日本ライト級)

2024年12月09日 05時23分05秒 | 日本ボクシング

先週末7日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ライト級戦:
王者三代 大訓(横浜光)TKO6回終了 挑戦者丸田 陽七太(森岡)

*この試合前までの戦績が17勝(5KO)1敗1引き分けと、非力なテクニシャンというイメージがあった三代。しかし4月に日本王座を獲得して以来、徐々に力強さが増しているようです。

三代が2度目の防衛戦に迎えた丸太は、以前2階級下の国内王座を保持していた実力者。三代はそんな強豪を相手に、得意の左ジャブと絶妙なステップワークで翻弄。挑戦者の目を腫れさせるなどして快勝劇を演じています。

30歳にしてまだまだ成長過程にある事を証明した三代。先月、大激戦の末OPBF(東洋太平洋)とWBOアジア太平洋王座の2つのベルトを統一した宇津木 秀(ワタナベ)との一戦を是非実現させてほしいものです。

下記は2024年12月9日現在の、ライト級の王者たちとなります。

WBA:ジャルボンテ デービス(米/防衛回数4)
WBC:シャクール スティーブンソン(米/1)
WBC(暫定):ウィリアム セペダ(メキシコ/0)
IBF:ワシル ロマチェンコ(ウクライナ/0)
WBO:デニス ベリンチュク(ウクライナ/2)
OPBF(東洋太平洋):宇津木 秀(ワタナベ/1)
WBOアジア太平洋:宇津木 秀(ワタナベ/0)
日本:三代 大訓(横浜光/2)

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