DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ザンブラーノが初防衛に成功(WBAフェザー級:暫定王座)

2015年08月11日 00時53分22秒 | 世界ボクシング
今月1日、ペルーで行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦(暫定王座):
王者カルロス ザンブラーノ(ペルー)判定3対0(115-113、117-112x2)挑戦者ホセ サンマルティン(コロンビア)

*3月末に知らぬ間に暫定王座を獲得し、今回、知らぬ間に初防衛戦を行い勝利を収めたザンブラーノ。王座の防衛に成功するとともに、全勝記録を26(11KO)に伸ばしています。

南米のボクシング後進国ペルー籍の王者ですが、デビュー戦を含めキャリアの前半に集中的に米国のリングで戦っています。アメリカのリングには9度登場し、その8試合を東海岸で行っています。同地では4回戦から10回戦まで出場しもちろん全勝。その内3のKO/TKO勝利を飾っているザンブラーノ。その勇姿を日本のリングで披露する可能性はどのくらいあるのでしょうか?現在のWBAフェザー級戦線は2人の世界王者が君臨しており、一人はこのザンブラーノ。もう一人はレギュラー王座の保持者で、同じく南米出身のヘスス クエジャール(亜)になります。
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サタン、井岡の対抗王者に(WBAフライ級:暫定王座)

2015年08月10日 00時40分36秒 | 世界ボクシング
先週半ばの7月29日水曜日、タイで行われた試合結果です。
WBAフライ級王座決定戦(暫定王座):
サタン クラティンデーンジム(タイ)判定2対0(116-112、117-109、113-113)グレゴリオ レブドン(ドミニカ)

*一つの階級に一つの団体から3人の王者を選出するという愚行を続けるWBA。このフライ級戦線では、スーパー王者にファン カルロス エストラーダ(メキシコ)、レギュラー王者は井岡 一翔(井岡)と中々の実力者が君臨しています。分かりきった事ですが、現時点で暫定王座設置は不必要だったのではないでしょうか。

タイ人の地元で行われた今回の試合。試合後、レブドン陣営は「アジア人ジャッジによる地元判定だ」と判定に対し大きな不満を噴出させていた様子。両者による即再戦もありうるかもしれませんね。
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赤穂、タイのリングに散る(WBOバンタム級)

2015年08月09日 00時51分41秒 | 世界ボクシング
先日7日金曜日、タイで行われた試合結果です。
WBOバンタム級王座決定戦:
プンルアン ソーシンユー(タイ)KO2回1分8秒 赤穂 亮(横浜光)

*敵地、しかも日本人選手にとって鬼門であるタイでの世界戦。試合前から不利が予想されていましたが、今回の試合ではプンルアンのコンディションが想像以上に良すぎました。試合は僅か4分ほどで決着がついてしまいましたが、赤穂のコンディション、戦い方は決して悪くはなかったように思います。

まず目についたのはタイ人の左ジャブのシャープさです。この日のプンルアンのジャブは、ストレートといっても良いほど威力があり、また的確でした。赤穂も上下にパンチを打ち分け対攻していくのですが、体全体の動きがいいタイ人を捕らえることが出来ません。



2回、1分になろうとした頃、ロープを背にしていたプンルアンが体勢を入れ替え、左、そして右のダブルを赤穂に打ち込みダウンを奪います。結局赤穂はこのダウンから立ち上がることが出来ず試合終了。プンルアンが2013年3月にアフリカで失った王座の奪回に成功しています。

元々実力は認められていたプンルヤン。これまで54戦戦い3度の敗戦を喫していますが、そのすべてがタイ国外で喫したもの。もしプンルアンが地元で防衛戦を行っていけば、その王座はしばらく安泰なのではないでしょうか。

2度目の世界挑戦も実らなかった赤穂ですが、今回は相手が悪かったようです。まだまだ世界を狙える実力者でしょう。
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今週末の試合予定

2015年08月08日 00時56分25秒 | 世界ボクシング
2015年8月第2週末の試合予定です。

8日 土曜日
後楽園ホール
OPBF(東洋太平洋)/日本ミドル級戦:
王者柴田 明雄(ワタナベ)対 挑戦者秋山 泰幸(ヨネクラ)



米国・ミズーリー州
ヘビー級10回戦:
ジェームス トニー 対 チャールス エリス(共に米)


10日 月曜日
後楽園ホール
OPBFスーパーフェザー級王座決定戦:
岩井 大(三迫)対 伊藤 雅雪(伴流)

OPBFフェザー級戦:
ビンビン ルフィーノ(比)対 竹中 良(三迫)




14日 金曜日
米国・ニュージャージ州
WBOクルーザー級戦:
王者マルコ フック(独)対 挑戦者クジストフ グロワッキー(ポーランド)

ヘビー級12回戦:
アントニオ ターバー 対 スティーブ カニンガム(共に米)
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ラドック、カナダ王座に挑戦(色々:08‐07‐15)

2015年08月07日 01時07分22秒 | 世界ボクシング
最近(2015年8月7日ごろ)のニュースです。

1))3月に14年半ぶりに再起して以来、2連勝(1KO)中のドノバン ラドック(カナダ)。再起3戦目が9月11日に決定しました。その試合でラドックは同国人ディロン カルマン(Dillon Carman)の保持するカナダヘビー級王座に挑戦します。29歳の王者はこれまでにわずか10戦のプロキャリアしかない選手で、戦績は8勝(7KO)2敗(1KO負け)。これまでに10回戦に出場した経験すらありません。驚く事に昨年10月に獲得したカナダ王座戦は、何と8回戦で行われています。ラドックを迎えての初防衛戦は10回戦で行われる予定です。ラドックはこれまでに1988年、2001年の2度に渡り同王座を獲得した経験があります。

2)9月26日に2度目の防衛戦を予定しているWBCヘビー級王者デオンティ ワイルダー(米)。挑戦者がフギー(Hughie)フューリー(英)に決定しています。フューリーの実兄は10月にウラジミール クリチコ(ウクライナ)に挑戦するタイソン。試合直前に21歳になる弟はこれまでに16戦プロで戦い、全勝(8KO)を記録しています。今年に入り2度の10回戦を経験しているまだまだ新人の部類を出ていない選手です。

3)ワイルダーへの挑戦権を有するアレクサンデル ポベドキン(露)が11月4日、ロシアで保持するWBCシルバー王座の防衛戦に臨みます。挑戦者は未定となっています。

4)ポベドキンが出場する興行にはWBAクルーザー王者デニス レベデフ(露)も出場を予定していますが、こちらも挑戦者は決まっていません。

5)先週末ボウイ トゥポウ(トンガ)を秒殺し、保持する地域王座を4にまで増やしているジョセフ パーカー(ニュージーランド)ですが、10月15日に同国人の先輩であるカリ ミーハンと対戦することが早くも決定しています。10月の試合には、パーカーの保持するPABA、WBOオリエンタル、WBOアフリカ、OPBF(東洋太平洋)王座と、ミーハンの保持するWBAパン・アフリカ王座が争われます。以前からよく目にするのですが、南太平洋出身の選手がアフリカの地域王座に挑戦するケースがありますね。

6)WBCの会長さん曰く、メイウェザーのウェルター級、スーパーウェルター級の2階級の王座を同時に保持する事を許可した理由は、1)両階級で指名挑戦者が存在しなかった、2)マニー パッキャオ(比)戦を実現させるためには致し方ない処置だった、との事です。随分と説得力のある言い分です。
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ようやく正式発表(WBA/WBCウェルター級)

2015年08月06日 01時04分17秒 | 世界ボクシング
9月12日、米国ネバダ州・ラスベガスで予定される試合です。
統一ウェルター級戦:
WBAスーパー/WBC王者フロイド メイウェザー 対 WBA暫定王者アンドレ ベルト(共に米)



*以前から噂されていた対戦カードですが、試合前1ヶ月強の段階で正式に発表されました。今回の試合には、老舗2団体のウェルター級王座のみが争われます。WBA、WBCには、メイウェザーが保持するスーパーウェルター級王座を早々と空位にしてほしいですね。実際、メイウェザーもその2つのベルトには固着していないでしょうから。今回の一戦、形としては一応WBAのスーパー王者対同団体の暫定王者による王座統一戦なんですよね。



試合の方ですが、勝利は問題なくメイウェザーでしょう。しかし一般の方が予想しているより、ベルトがかなり善戦するとみます。


WBCスーパーミドル級戦:
王者バドゥ ジャック(スウェーデン)対 挑戦者ジョージ グローブス(英)

WBOスーパーフェザー級戦:
王者ローマン マルティネス(プエルトリコ)対 挑戦者オーランド サリド(メキシコ)

*前座の試合も中々充実しているようです。グローブスは、同国人カール フロッチとの連戦(連敗)で名前を上げている実力者。スーパーフェザー級戦は、4月に激戦を繰り広げた選手同士による直再戦。今回も激戦になるでしょう。

書きながら気がついたのですが、現在のスーパーフェザー級は、IBF王者ニマルティネスの同胞ホセ ぺドラサが君臨中。プエルトリコと日本が仲良く2つのタイトルをそれぞれ保持しているんですね。意外にこの興行にWBC同級戦も組み込まれる可能性アリ?
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ロマゴン、東海岸に進出(色々:08‐05‐15)

2015年08月05日 00時15分03秒 | 世界ボクシング
最近(2015年8月5日ごろ)のニュースです。

1)10月17日、米国ニューヨーク州で統一ミドル級戦が行われます。その前座にはWBCフライ級王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)も出場を予定しています。挑戦者は現在までに幾人かの候補者が挙がっていますが正式発表はされていません。この試合はロマゴンにとり4度目の米国での試合になりますが、東海岸のリング登場は今回が初となります。

2)試合毎に影が薄くなっているWBCライトヘビー級王者アドニス ステベンソン(カナダ)が9月11日、トミー カーペンシー(米)を迎え6度目の防衛戦に臨みます。

3)WBOは昨年6月から試合を行っていないデメトリアス アンドラーデ(米)のスーパーウェルター級王座を正式に剥奪しています。

4)11月21日に米国ネバダ州ラスベガスで予定される注目のミゲル コット(プエルトリコ)対 サウル アルバレス(メキシコ)戦。この試合にはコットの保持するWBCミドル級王座が賭けられる見通しです。

5)延期されていたWBAスーパーミドル級王者ヒュードル チュディノフ(露)の2度目の防衛戦、対フランク ブグリオニ(英)戦は9月26日に英国で決行されます。

6)先週末1日、ニュージーランドでヘビー級世界ランカー同士の対戦が行われ、同地出身のジョセフ パーカーが、積極的に仕掛けてきたボウイ トゥポウ(トンガ)を初回僅か63秒、ワン・ツーの右でKO。保持するPABA、WBOオリエンタル王座の防衛に成功すると共に、トゥポウの保持していたWBOアフリカ王座、空位だったOPBF(東洋太平洋)王座を吸収しています。その強打を見せ付けたパーカーは10月15日に早くも次戦を予定しています。
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シュメノフ、暫定ながらも2階級制覇に成功(WBAクルーザー級:暫定王座)

2015年08月04日 00時38分53秒 | 世界ボクシング
先月25日、米国・ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。
WBAクルーザー級王座決定戦(暫定王座)
ベイビュート シュメノフ(カザフスタン)判定3対0(116-112x3)BJ フローレス(米)

*僅か4ヵ月前に、当時のレギュラー王者デニス レベデフ(露)と暫定王者ユーリ カレンガ(コンゴ/仏)の間で王座統一戦が行われ、レベデフが王座を一つにまとめた筈だったWBAクルーザー級。しかし早くも空位となった暫定王座決定戦が決行されました。

試合の方は昨年師走に同級に転向して以来2度目のクルーザー級での試合となったシュメノフが、僅差の判定勝利を収め戴冠。WBAライトヘビー級王座に続いて暫定ながらも世界2階級制覇達成を果たしています。

こうも頻繁に行われると、本来の「暫定王座」設置の目的からもはや別次元への問題へと変貌した感がありますね。WBAの暫定戦、今後も続いていきそうな予感です。
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モーラ、手痛い捻挫負け(WBAミドル級:レギュラー王座)

2015年08月03日 00時02分22秒 | 世界ボクシング
現地時間の昨夜(1日・土曜日)、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBAミドル級戦(レギュラー王座):
王者ダニエル ジェイコブス TKO2回2分55秒 挑戦者セルジオ モーラ(共に米)

*ちょうど一年前に同王座を獲得したジェイコブス。今回が2度目の防衛戦になります。モーラは以前、一つ下のスーパーウェルター級でWBC王座を獲得していますが格下という印象は拭えません。案の定、試合開始直後は予想通りの展開となりました。

初回も2分になろうとした頃、挑戦者が出てきたところに王者が右フックをクリーンヒットさせ先制のダウンを奪います。モーラがボディーを狙っていたためにガードはがら空き状態。それに加えて挑戦者の足が揃っていたためにストン、という感じでダウン。ダメージはありませんでした。

その直後、今度はジェイコブスが出たところにモーラが左フックを当てダウンを奪い返すスリリングな展開に。どちらのペースともいえない内容で初回が終わり、そのままの流れで2回に突入します。



2回終盤、ロープ際で王者の右クロスを浴びた挑戦者はあえなくダウン。そのダウンでのダメージはそれほどないように見えましたが、その際に右足を捻挫したモーラ。カウント内に立ち上がるも、そこで自らギブアップを要請しています。

この試合結果から、捻挫をも苦にせず、対戦をTKOで退けた大場 政夫(帝拳)の偉大さが改めて実感する事が出来ました。


ウェルター級12回戦:
ダニー ガルシア TKO9回2分22秒 ポール マリナッジ(共に米)

*これまでの対戦者の質、実績から無視する事が出来ないガルシア。特にこれといった突出した戦力はないのですが、確実に白星を伸ばしています。

今回はガルシアにとり、ウェルター級への正式転向の初陣戦。元2階級制覇王マリナッジを、そのスピード感に欠けるも、独特のタイミング、パンチの当て感でコントロール。中盤以降に抜け出し、9回終盤、連打でレフリーストップに追い込んでいます。

主審のストップのタイミングは少々早く感じられましたが、マリナッジのそれまでのダメージを考慮すると、致し方ない、といったところでしょうか。

今後ガルシアが強豪ひしめくウェルター級で、どの選手と対戦していくかに注目です。

   
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アローヨ、空位の王座を獲得(IBFスーパーフライ級)

2015年08月02日 00時10分34秒 | 世界ボクシング
先月18日、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
IBFスーパーフライ級王座決定戦:
マクジョー アローヨ(プエルトリコ)負傷判定10回(3対0:98-91x2、97-92) アーサー ビジャヌエバ(比)

*曲者ゾラニ テテ(南ア)の返上により空位となっていた王座の決定戦。日本でもその雄姿を見せているビジャヌエバが第3国のリングで世界初挑戦。手数でプエルトリカンに対抗しますが、アローヨがポイントを奪取していきます。

6回にバッテキングで減点を科せられた比国人。同回、再びバッティングで自身がカットしてしまい、結局は10回、ドクターストップがかかりそのまま負傷判定負けを喫してしまいました。

同級には現在、河野 公平(ワタナベ/WBA)、帝拳ジムと契約するカルロス クアドラス(WBC)、井上 尚弥(WBO)とまさに日本が主体となっています。IBFの最新ランキングでも、上位陣は日本陣営を含めアジア人が占めています。今後のアローヨの路線に大いに注目が集まりますね。
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