ちょっと前の出来事である。草木も眠る丑三つ時、だったかどうかは忘たが、日頃の疲れと、人生の疲れ?で爆睡中の真夜中、その事件は起きたのだ。
夢うつつの中、トイレに行きたくなった。 眠い眼は開かず、暗闇の中、手探りで部屋のドアを開けて出ようとしたその瞬間、何者かにぶつかった。
洋服と思しきそれが、諸に顔に当たったのだ。寝ぼけていた僕は、びっくり仰天、それに跳ね返され、思わず後ずさりして、ベッドの縁になだれ込むように腰掛けた。だが予期せぬ出来事に何が起きているのか理解できてない、声も出ない。 しかし、明らかに人にぶつかっている。それも顔が埋まるほどの大男。跳ね返されてはいるのに、その後、物音一つしない。相手も曲者、落ち着き払っているのか、恐れをなしているのか、シーンと静まり返っている。
鍵は掛けてある筈なのに、どうやって入ってきたのだろう。恐る恐る手元の電気のスイッチを入れてみた。眼の前の光景を見て思わず力が抜けた。な・なんと、そこに見たのは、半分以上ドアが開き、洋服がぎっしりと掛かったクローゼットだったのだ。
数日前、寝室の模様替えをして、ベッドの位置と向きを替えたため、今までの部屋のドアの位置が、クローゼットの位置になっていた。
ホッとするやら、可笑しいやら。一度に力が抜けてしまったのだった。次の日すぐに、ベッドを元の位置に戻した。
真夜中に起きた、恐怖の大事件でした。
2005.04.06
夢うつつの中、トイレに行きたくなった。 眠い眼は開かず、暗闇の中、手探りで部屋のドアを開けて出ようとしたその瞬間、何者かにぶつかった。
洋服と思しきそれが、諸に顔に当たったのだ。寝ぼけていた僕は、びっくり仰天、それに跳ね返され、思わず後ずさりして、ベッドの縁になだれ込むように腰掛けた。だが予期せぬ出来事に何が起きているのか理解できてない、声も出ない。 しかし、明らかに人にぶつかっている。それも顔が埋まるほどの大男。跳ね返されてはいるのに、その後、物音一つしない。相手も曲者、落ち着き払っているのか、恐れをなしているのか、シーンと静まり返っている。
鍵は掛けてある筈なのに、どうやって入ってきたのだろう。恐る恐る手元の電気のスイッチを入れてみた。眼の前の光景を見て思わず力が抜けた。な・なんと、そこに見たのは、半分以上ドアが開き、洋服がぎっしりと掛かったクローゼットだったのだ。
数日前、寝室の模様替えをして、ベッドの位置と向きを替えたため、今までの部屋のドアの位置が、クローゼットの位置になっていた。
ホッとするやら、可笑しいやら。一度に力が抜けてしまったのだった。次の日すぐに、ベッドを元の位置に戻した。
真夜中に起きた、恐怖の大事件でした。
2005.04.06