勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

百日紅

2008-08-15 15:49:28 | Weblog
 鈴木桂治も泣いた。柔道100㌔級で金メダル確実といわれた、鈴木桂治選手が流した涙は、無念の涙だった。

 勝負の世界に絶対はない。いや、どんな世界にも絶対はあり得ない。上手の手から水が洩れることもある。弘法大師も筆を誤る。河童だって川流れもする。木登り上手な猿でさえ、木から落ちることもあり、猿が滑る木だってある。

 大きすぎた期待は、失望も大きい。しかし、人生には負けることもある。鈴木選手よ、恥かしがらずに、胸を張って帰って来ればいい。苦い経験は人間を大きくしてもくれるだろう。これからが長い人生なのだから。
 オリンピックの熱い戦いに目が離せない暑い夏。百日紅(さるすべり)の赤がひときわ赤さを増していた。