
第2・第4水曜日は、東京に隣接した千葉郊外にある高齢者ホームでの出張レッスンの日である。ホームでのレッスンは、亡くなった方もいて現在4人。最高齢者が86歳、次が80歳、ダンスを楽しみにしてくれている。86歳の方は、足が弱って杖をつきながらの参加。
「私もう踊れなくなりそう」踊りながら彼女は寂しそうに言う。コッソリ「いくつになったの?」と聞くと、「ロクよ」「ああ、そう、僕が杖の代わりになってあげるから、掴まりながら踊ればいいんです。まだまだ踊りましょうよ」「いくつかわかってるの?」「56歳でしょ」「あはは、うれしいわぁ~」
80歳になったばかりだという方、「80年の私の人生で、今が一番幸せ。だって食事は自分で作らなくてもいいし、できないと思ってたダンスも踊れるし、言うことないわ」「それはいいね、最後の人生を幸せと思える生き方ができるなんて・・・」「ものは考えようよ、欲張ったらきりがないわ」

◇ ひまわり ◇
風で折れた
ひまわりを
妻に頼んで
花瓶に活けてもらった
それが今日 私がした
いちばん大きな仕事だった
-星野富弘さん-
他の2人はまだ若く、ご主人には先立たれたが、ホームでの第2の人生を楽しんでいるようだ。人生の達人たちとの会話は楽しい。