三の酉まである年は火事が多いといわれるが、浅草の鷲(おおとり)神社では今年三回目の酉の市が開かれた。
境内は、午前零時の合図を今や遅しと待つ人で溢れている。
景気が悪い年は、酉の市が賑わうとか。
商談が成立すると、商売繁盛を願って行われる手締めの音が、不景気を吹き飛ばそうとあちらこちらから聞こえてくる。
そんな様子をテレビカメラが追っていた。
この店のお兄さんは、毎年頭に描いた髪文字で、楽しませてくれる。
浅草ならではのきれいどころも、人目をひいていた。
そして、市周辺に立つ出店も、酉の市のもうひとつの楽しみでもある。