勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

嘆き

2010-02-02 05:38:33 | Weblog
 次々と起るマンション内での出来事は、住人のモラルの低さを露呈するようで、なんとも恥かしい話である。

 マンションの大規模修繕工事も大詰めを迎え、足場も撤去され、ゴンドラも外された。多少の行き違いにより工事が延びたこともあるが、5ヶ月余りに及ぶ工事関係者との関わりは、職人さんの態度も良く、また現場監督との心の触れ合いによる信頼関係も生まれ、撤去される足場を見ながら淋しささえ感じた。
 
 工事は最後の仕上げの段階に入り、長年コンクリートが剥き出しだった通路や非常階段には長尺シートが貼られ、見た目も、歩く感触も今までよりはるかに快適になった。
シートが貼られる前から、連日のように階段の踊り場に煙草の吸殻が投げ捨てられていたが、きれいになったら止めるだろうと見守っていた。
 しかし、シートが貼られきれいになったにもかかわらず、相変わらず煙草の投げ捨ては止まず、その火によってシートには焼け焦げの跡が何箇所も付いている。いつも煙草の銘柄は青い字で書かれたMarlboro。同一人物であることは間違いないだろう。

 このマンションに住んで15年、理事長を務めるのは今回で2度目である。前回のときに感じたことだが、考え方の違う多くの人間がひとつの建物に住むことは、不都合も多いことを知る。そこで思った。自分に直接的な被害がないことは見なかったことにしよう、と。

 しかし、不本意ながら理事長を務める羽目になり、より目を見開いて隅々まで見なければならなくなった。迷惑女のエレベーター内の落書き事件から始まり、迷惑男による騒音や食器類の投げ捨て行為、更にはエレベーター内への放尿などなど。その他にもここでは取り上げていない数々のトラブル。そして今回の煙草の投げ捨てによる焼け焦げ事件。これは迷惑男とは別人のようである。

 あとを絶たない愚行をどのように理解したらいいのだろうか。見なかったことでは済まされず、それにより謂れのない攻撃も受けなければならない。今朝も早朝から非常階段の監視に目を光らせているのだが。。。

かんのんさまが
みている
ほとけさまが
みている
みんなみている
ちゃんと
みている

-みつをさん-