勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

がんばっぺし

2011-04-27 23:11:51 | Weblog



小憎くん、金太郎の腹がけで元気そうだけど、相変わらずおしっこの勢いもよくて、気持よさそうだね


おじちゃん、もうじき5月になっちゃうんだよ


いつの間にか5月、大型のゴールデンウィークだねぇ


ゴールデンウィークの大型はいいけど、大型地震はいやだよ

 


ところで、金太郎くんはまさかりを担ぐんじゃないのかい


去年はまさかりの代わりに鯉のぼりを担いだけど、今年は先月と同じ旗で被災地を応戦することにしたよ


そっかぁ、四季の中でもいちばん快適な5月になるというのに、被災地の復興はまだまだだねぇ


地震と津波と原発事故、三重苦の東北の人たちは気の毒だね


岩手県花巻出身の宮沢賢治は、東北のやまあいを舞台にした「風の又三郎」の冒頭で、こんな表現をしているよ



どっどどどどうど どどうど どどう

青いくるみも吹きとばせ

すっぱいかりんもふきとばせ

どっどどどどうど どどうど どどう



これはどんな意味なの?


これは、風の音ともいえるし、美しい自然の唸り声にも聞こえるね 子供たちを吹きとばせといってるようでもある
 

地震と津波はこんな音を立てて襲って来たのかなぁ


賢治は、風の又三郎の中で、子供たちが、雨や、風や、雷や、川の水など自然の怖さを学ぶ姿を描いてる


自然を甘くみちゃいけないんだね  


自然の怒りが、賢治の故郷の東北地方というのも皮肉なことだねぇ


でも、東北の人たちは皆我慢強いし、譲り合う気持ちを持ってるし、立派だね、おじちゃん



みんな「がんばっぺし」といいながら、風の又三郎のように、前向きで歩いているんだね


おじちゃん、ボクも又三郎を見習って、東北の応援に「がんばっぺし」だよ 


んだんだ