勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

残暑

2012-08-21 22:21:07 | Weblog
 8月も下旬になるというのに、連日の猛暑。今日も全国的に猛暑日になったという。しかし、この暑さも僕にとっては大歓迎である。今年は友人が来た一日を除いて、自分のためにエアコンを一度も使ったことがない。やせ我慢をしているわけでもなく、自慢をするつもりもないが、友人は、年寄りは熱中症で死ぬ人が多いから、気をつけたほうがいいよ、と忠告してくれる。しかし、夏の暑さは、僕にとって生きているという実感をもたらしてくれるのだ。

 残暑というものは盛夏の暑さとは違い、より暑く感じるようだが、その暑さは微妙に違う。僕にとっては名残惜しい暑さであり、去り行く恋人を引き止める熱い思いのようでもある。

 日本の夏には、風鈴や、うちわ、遣り水、すだれなど、先人からの省エネの知恵が溢れる。しかし、マンションなどの集合住宅では、他家の風鈴の音はうるさいだけである。今夜も熱帯夜になるらしいが、ちょっとだけ暑さ対策をした。


 先日姉のところから貰ってきた、その名も涼しげな「風知草」。風が吹くと、さらさらと音が聞こえてくるようでもある。耳で聞く風鈴とは違い、目で見る音である。これなら隣人の迷惑にもならないだろう。


 ベランダに置いた風知草を、開け放した玄関に移し、ろうそくに似せた揺らめく灯りとのコラボは、ベランダから吹き抜ける風に揺れる葉が、涼しさを演出してくれる。


 南側のベランダに面した出窓からは、アジアンタムの向こうに光るスカイツリーが、日替わりのライトアップで涼を届けてくれる。今夜も、残り少ない残暑を楽しむとしよう。