昨日は全国的に寒い一日だったようだが、東京も真冬の寒さ。
そんな中、ちらほらと桜の便りも聞こえてくる。
墨田公園には寒さの中で健気に咲く桜があった。
ソメイヨシノの蕾はまだ固いが、この赤みを帯びた早咲きの桜は、冷たい北風にゆれながらも、春の訪れを告げているかのようだった。
日本には桜の名所や名木が数々あるが、そんな桜を守り、枯れかけた桜の木を生き返らせるため、全国を歩いている桜守がいるのをご存知だろうか?
佐野藤右衛門さんがその人である。
植木職人の家系に生まれた佐野家の先々代が「桜守」と呼ばれるようになり、現在の藤右衛門さんが3代目、その著書『櫻よ』には「花見の作法」から「木のこころ」まで、と題して桜への愛着と薀蓄(うんちく)が見事に綴られている。
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3代目・佐野藤右衛門さん
桜がまた、今年も咲く。
私は、たった5日の美しい花を咲かせるために、残りの360日を誰も見向きもしない桜を気にかけ、世話をすることに専念してきた。
どこであろうと出かけて行って、手入れをし、貴重な種は絶えず保存していかなければならない。
阿呆でなければできぬことだ、とつくづく思う。
もう少したつと、京都の桜があちこちに咲きますから、もうあっち、こっちでお花見や。
東京もすごいでしょう。上野公園やら靖国神社やら、あちこちでワイワイ騒いどる。あれは桜も困ってると思うわ。
桜がもししゃべれたら、
「静かにして、あんたら何しにきよったんや。いいかげんにせよ!」
と怒鳴りたい気分やろね。桜だって咲き始めたら、たしかに「早よ来てくれ」と待ってる。人に見られたいと思っとる。そやけど、あんなバカ騒ぎは決して望んでない。
まずあかんのが、あの青いビニールかなんかのシート。あれを幹の根元に敷きつめられたら、桜が息が満足にできんようになります。風通さんですからね。口と鼻にマスクをかけられているようなもんですわ。
それにカラオケ。これも花を早く散らせる一因や。昔みたいにゴザを敷いて、手拍子で歌っている時代は良かったんです。拡声器にマイク、これは桜が嫌がります。あの振動が幹にちゃんと伝わっているんやから。
あれは桜と交流なんかしていない。ただのうさ晴らしや。人との触れあいもなければ、自然とのふれあいもない。ただ桜が咲いている場所に行って、日頃の鬱憤を晴らしているだけのことや。
集英社「櫻よ」から抜粋
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このような花見の作法から始まり、木のこころまでを話す口調には、心の底から桜を愛している姿が浮かぶ。
この本から学ぶ桜への愛情と薀蓄、何度かに分けて紹介します。
今年は桜を見る眼が変るかも知れません。
2006.03.15
佐野藤右衛門さんを知りまして
記憶に残っておりました
1997年にピカソ賞を
受賞されているのですね
http://www.atomi.ac.jp/campus/yurai/3.html
差し出がましいようですが
上記アドレスに
資料がありました(⌒▽⌒)ノ
ご参考まで
次回記事も楽しみです♪
v(=∩_∩=)
360日をがんばっているような気がします。
今年ももうすぐ。
嬉しいような、
でもまだまだこないで欲しいような・・・
バカ騒ぎしてる人は見ていて呆れますね。
条例作って逮捕したい。
日本は「桜の花が咲く」=「酒が飲めるぞ~ 」なんでしょうかねー。
散歩コースでもビニールシートで場所取りしているのをみかけます。
今度コロのう○こでも置いておこうかしら。
失礼しました。
私は、ここ数年花見といえるような花見をしておりません。何故かというと、丁度花見の頃と、三熊野神社大祭のお祭りとが重なってしまうからです。
調子の良いお囃子を聴きながら祢里を曳く、御神酒で少しお酒を頂いた気分良くなって、お宮では丁度桜が満開。こうして、本当に楽
しく花見をしております。最高の花見ですよ。
この時期、桜がちらほら咲き始めて、満開になって、盛大に散っていくさまを見ていると、富士山を見たときのように、日本人でよかったなあ、と痛感します。お茶漬け食べたい・・・・
あれは皆さん仰るように単に居酒屋が桜の木の下に移っただけ
静かに、桜の花を愛でるお花見をしたいです
でも、ワイワイガヤガヤとみんなで楽しく見る桜も好きなんです・・・・
みなさんゴメンなさい(TOT)
それにしても、現代に比べて昔の花見は情緒があったようで
落語「長屋の花見」は好きな話のひとつです♪
貧乏長屋の連中がお花見に行こうってんで
一升瓶に水をいれて、かまぼこと玉子焼きの
かわりが「たくわん」
貧しいながらも楽しもうっていうのが
まさに「粋」なんでしょうね(^^)/
それにしても僕は、勿忘草さんが羨ましい♪
だって、お家は上野公園のテントでしょ?
居ながらにして花見が楽しめますからね~(^o^;)ノ
上野公園のテントなんですか?
ujimaroさんのお話はいつも楽しいですね、
これを受けて勿忘草さんが何と言われるか?
私はいつも楽しみにしているのです。
満開の桜を見ながら、
のんびりお散歩が、最高かな♪
≫NHKの「人間ドキュメント」で
≫佐野藤右衛門さんを知りまして
≫記憶に残っておりました
この本にもNHKの撮影の裏話などが載っています。
桜をこよなく愛している心意気が伝わってきます。
≫1997年にピカソ賞を
≫受賞されているのですね
桜への情熱は国内だけでおさまりきらず、外国へもどしどし出かけて行き、その功績が認められての賞だそうですね。
藤右衛門さんの情報ありがとうございます。
知れば知るほどその情熱に感心します。
◆sugarさん
≫今年ももうすぐ。
≫嬉しいような、
≫でもまだまだこないで欲しいような・・・
桜の便りが届きはじめましたね。
花の命は短くて、待つほうが長いですからね。
◆coroさん
≫散歩コースでもビニールシートで
≫場所取りしているのをみかけます。
僕も若い頃やりました。
桜のことなんか考えていませんでした。
桜の木の根元は踏んではいけないようですね。
コロちゃんにお願いしましょうか。
◆禰里吉さん
禰里吉さんににとっての花見は、お祭とセットですか。
それもまた乙なものですよね。
お祭のお囃子は、桜にとってもうれしいのかも知れませんね。
カラオケよりははるかにいいでしょう。
◆陽子さん
もう咲いていました。
数本だけですが。
桜
富士山
お茶漬け
ですか。
日本人ですね~。
◆りんごさん
≫静かに、桜の花を愛でるお花見をしたいです
ドンチャン騒ぎもわからなくはないですが、桜は迷惑なんだそうですよ。
◆ujimaroちゃん
≫ひっそり咲く桜が好きです♪
≫でも、ワイワイガヤガヤと
≫みんなで楽しく見る桜も好きなんです・・・・
麻呂ちゃんはひっそりも好きなの?
誰かと二人きりで?
ワイワイガヤガヤは僕とやろうか
言葉のバトル。
でも僕、負けるからやめとこっ♪
「長屋の花見」
麻呂ちゃんの落語で聞きたいな。
その話にはご隠居は出てこないの?
≫だって、お家は上野公園のテントでしょ?
≫居ながらにして花見が楽しめますからね~(^o^;)ノ
花見のときだけテントにおいでよ。
座布団ならあるよ。
ちょっと濡れてるけどぉ・・・。
そのまま住みたくなったら一緒に住もうよ。
冥土はそれからでいいね。
ご期待ありがとうございます。
≫えっ勿忘草さんのお宅は、
≫上野公園のテントなんですか?
はい、僕は上野公園です。
麻呂ちゃんは墨田公園なんですよ。
墨田公園より上野公園のほうがランクが上なんです。
≫ujimaroさんのお話はいつも楽しいですね、
麻呂ちゃんはお笑いが服を着て歩いているのですよ。
時々パンツ一丁になるようですが。
≫これを受けて勿忘草さんが何と言われるか?
≫私はいつも楽しみにしているのです。
ご期待いただき、ファイトが湧きます。
≫満開の桜を見ながら、
≫のんびりお散歩が、最高かな♪
いいですね、
僕は花が散る頃が好きです。
僕も散る頃ですから。