3回にわたって掲載してきました 「6メートルの回想 」 完結です。
この作者は、かつて刑務官を務めたこともあり、この著の主人公である、谷山康夫(仮名)死刑囚の刑の執行にも携わった経験から、この作品を書いたそうです。
収監されていた彼とは日常の接触もあり、その言動を目の当たりにし、彼らのほとんどがそうであるように、表向きの顔と、本音の顔の違いも、嫌という程見てきているとの事。
そんな話を聞くにつけ、日頃私が思っている犯罪、特に殺人に関して強い憤りを感じる事から、この作品を取り上げてみました。
彼らは皆一様に、自分の罪を他人(ひと)のせいにし、「あの時、あいつが居なければ」「あの時、あれさえなければ」 そう言って自分の罪を転化し、否定するそうです。
そして、罪を犯した者の多くは、再び事件を起こし、戻ってくる者が多いと聞きました。
犯罪者への人権や保護が叫ばれる中、死刑廃止論者も多いとか。
殺された人は二度と帰ってはきません。命には代わりがないのです。それなのに、何故その命を奪った者の人権を守らなければいけないのですか?
この作品を読んでいただき、ありがとうございます。感じた事、思う事をお聞かせ下さい。特に、この作品についての感想など、聞かせていただければ光栄です。
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dance-fuji@male.goo.ne.jp
2005.04.01