歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

あけましておめでとうございます

2023年01月10日 | 日記

あえて10日に言ってみる、「あけましておめでとうございます!」

だめだ、1月上旬と言えど三が日が過ぎればそれは単なる日常。

動き出しが遅い。

冬眠から覚めた春先の熊くらい鈍い。

 

最近Disney+オリジナルドラマ『ガンニバル』を見るためにDisney+に入会した。

頑なに興味のないふりをしてきたサブスクコンテンツにまんまとやられた。

『ガンニバル』はカニバリズムを題材とした暴力的な土着信仰と超閉鎖的な過疎村、

そして事件にのめり込んでいく一人の警察を描いた物語。

アドレナリンばくばくのノンストップホラーサスペンスだ。

原作漫画が大好きで、柳楽優弥のファンなので迷いはない。

過激なグロテスク描写を実写でどう描くのか興味があった。

まだ3話しか配信されていないけど、再現度が高く今のところとてもいい。

柳楽優弥は華があるね。

また、その妻を演じる吉岡里帆も素晴らしい。

音楽がぴったりでその世界に引きずり込まれる感覚がある。

いろいろとひっくり返るこれからが楽しみ。

はぁ水曜日が待ち遠しい。

夫はここぞとばかりにスターウォーズのドラマシリーズを観まくっている。

 

ここ最近、話題のNetflixオリジナルドラマ『First Love 初恋』も観てみた。

さらっとした王道ラブストーリーという感じ。

忘れられないほど強烈な恋をするって、苦しいだろうけど羨ましいね。

最後まで王道を突っ走ったところには作り手の美学を感じる。

絶賛されているしきっと面白いのだろうけど、全体的にはあまりピンとこなかった。

少年時代を演じた若い二人は眩しいほど輝いていたけど、

それが現代の二人にどうしても結びつかなかったんだよな。

濱田岳の演技には泣かされたよ。

 

最近Netflixで2000年の人気ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』が配信されている。

何回も観たのにやっぱりまた観てしまう。

観るというより流し見だけど。

今観るととても治安が悪い。

田舎育ちなのでカラーギャングに縁はなかったが、夫に聞いてみると彼の地元にもいたらしい。

なにやらジョーダンのスニーカーを履いて歩いていたら街中でも剥ぎ取られたのだとか。

私が子供だった時代の空気は独特だったけど、いつの時代も子供にとってはそうなんだろうな。

2022年は戦争から始まった。

それが今も続いているなんてあの時は想像もしていなかったな。

何が起こるか想像もつかない時代だれど、その都度じっくり考えたい。

環境・経済・社会・政治と問題山積みだけど、生活の中にある日々のことを大事にしたい。

掃除とか食事とか家族とか、ね。

さ、やっていきましょ。

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あれはいったい何だったのか

2022年12月10日 | 日記

最初に断っておきますが、本当にあった怖いっぽい話なので苦手な人は読まないでください。

夫は怖い話が苦手なので話すこともできず気持ちが悪いのでここに書くことにしました。

 

昨日の夜のことです。

私は午前2時くらいに布団に入り、寝付けるまで『泥濘の食卓』という漫画を読んでいました。

人間の怖さが描かれた最近の漫画でとても面白いと話題でした。

怖さやグロさには耐性のある私ですが思わず本を閉じてしまうほどおぞましい。

これ以上読んだら大変なことになりそうだという予感がずっと続きます。

30分ほど読んで電気を消し目をつむりました。

 

寝ていたのでしょう。

階段を上り下りする気配で目が覚めました。

まどろみの中で夫が忘れ物を取りに行ったりなんだりしているのだろうと思いました。

今から寝るのかなとかそういうことを考えた気がします。

私と夫は各々の部屋で寝ているのですが、私の部屋のドアがふわっと開いたような気配を感じました。

なんじゃ?

「たんぽぽ、まだ起きてる?」

夫でした。

小さなささやき声でした。

なぜかその瞬間ぎゅーっと体がこわばっていったのです。

私は緊張していました。

起きていることを悟られてはいけないと思い、力いっぱい目を閉じ息をひそめていました。

不思議なもので夫がどんな姿勢で話しかけているのかわかるんですね。

扉側に頭を向けて寝ていたこともあり、夫は私の枕元に立ち顔を覗き込んでいました。

存在の輪郭を感じ取ることができるんですよ。

「たんぽぽ、まだ起きてる?もう寝た?」

妙に立体感のある声でした。

しつこいな、なんか変だな、何かあったのかな、と思いつつ今更顔をあげることもできません。

頑なに寝たふりをしていたら夫は諦めていなくなりました。

それからしばらく目を閉じたまま過ごしました。

10分くらい経ちスマホで時間を確認すると3時半を過ぎていました。

 

冷静になってみるとなんであんなことをしてしまったんだろうと自分を疑いました。

正直に話して何の用事だったのか明日聞いてみようと思いその後すぐ寝ました。

 

今日の午後3時過ぎ、外から帰ってくると夫が起きていていたので、

何の気なしに「昨日さ、夜話しかけてきたよね?」と聞いたら、

「そうだね」と言うので「あれなんだったん?」と聞くといまいち話がつかめていないようでした。

いつも説明が足りないのです。

話を整理して丁寧に伝えると、「昨日リビングで話したことと勘違いをしていた」とのこと。

「私が寝た後部屋に入ってきてない?話しかけてこなかった?起きてる?って言ってないの?」

「うん」

ふざけているのだと思い「じゃああれは夢だったのか」と冗談で返すと夫が「怖いからやめて」と言いました。

はぁ?いいかげんにせえよ。

冗談にしてはタチが悪い。

私がしつこく確認すると夫が不安そうな顔で「ドアが開いてたからそれは閉めたけど」とだけ言いました。

うはははははははははははははははははは。

確かに違和感はあったけれど、あれが夫でないなんて1mmも考えていなかったのです。

それ以上は夫が怖がるので、何があったのか話していません。

 

これからあの部屋で過ごすのが怖いとか、そういうことではないんですよ。

確かにあの部屋にある姿見には布をかけたけれど。

ただ妙に存在感のあるあの声を思い出すと首筋がゾワッとして鳥肌が立つのです。

夫の声だったんですよね。

彼が一番怖がりそうな話だな。

漫画の影響で怖い夢でも見たのかしら。

それにしては妙に立体的な出来事でした。

久々の怖いっぽい話です。

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態度はでかい

2022年11月15日 | 日記

「あれ足短くね?、、、態度の割に足短くね?」

なかなかのパンチライン。

数年前に弟に言われて笑った。

態度のでかいやつは足が長いに決まっている、わかるけど現実はそうでもないらしい。

どうも格好がつかない。

 

「あれ足ちっちゃくね?、、、態度の割に足ちっちゃくね?」

と、さっき隣で爆笑していた夫。

何がそんなにおかしいんだか?

あんたら姉やら妻やらに失礼だぞ。

態度の大きさと足の因果関係なんぞ聞いたこともない。

それに態度がでかいんじゃない。

私は、そうね、うん、まぁいいか。

これは彼らのささやかな逆襲なのだろうか。

 

そういえば今日嫌いな食べ物が一つ増えた。

ドラゴンフルーツだ。

あれは不思議ね、劇的に不味いというわけではないけれど、美味しくない。

形容しがたい不思議な味だった。

そういう話を夫にすると急に眉間にしわを寄せて、

「どうせ冷蔵庫で冷やさないで食べたんでしょ?

あれはアイスにしたりするくらいで、冷えてる方が美味しい果物だからね。

あれは冷やさないとだめなんだよ。」

といつもより早口でたくさん何事かをしゃべりだした。

彼が不快に思うポイントが未だによくわからない。

あ、前にも書いたけど食べ物の温度に厳しいから、それか!

だとしたらやっぱり一貫性がありすぎる。

ついさっきもドーナツを常温で食べてたら温めて食べなさいとかグチグチ言ってたもんな。

人と暮らすって面白いね。

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久々のロード・オブ・ザリング

2022年10月05日 | 映画

「最も好きな映画は何ですか?」

この質問は映画ファンを悩ます難題だ。

愚問とさえ言える。

 

その質問でパッと出てくる作品はいくつかある。

『ジュラシックパーク』

『マトリックス』

『ブレードランナー』、、、。

ビッグネームばかりだけど、案外ミーハーなのです。

忘れてはいけないのが『ロード・オブ・ザリング』。

これは子どもの頃から刷り込まれている。

第一部『旅の仲間』が日本で公開されたのが2002年の2月だから、中学1年の終わり頃。

父が『指輪物語』のファンだったから映画館に連れて行ってくれた。

当時買ってもらったパンフレットを今も持っている。

当時旅の仲間の証であるエルフのリーフブローチが欲しくてねだった記憶がある。

もちろんダメだったけど。

 

この9月からAmazon制作のドラマシリーズ『ロードオブザリング 力の指輪』の配信がはじまった。

ずいぶん前にこのニュースを見た時嬉しくて飛び上がったもんだ。

描かれるのは『旅の仲間』の冒頭部、数千年前のサウロンとの戦争だ。

『ロード・オブ・ザリング』ファンとしては配信初日から観ますわな。

それが、なんというか、立ち上がりが遅くてなかなか引き込まれない。

前作のような広大なファンタジー世界を感じられないのだ。

突っ込みどころも多い。

これは長いシリーズだから気長に行こうとは思う。

そうすると自然にピータージャクソン版が観たくなるわけで、観ました。

1日で3部作全て観たのははじめてかもしれない。

『王の帰還』を見終わったら朝の5時だった。

 

ホビットの村で木にもたれかかっているフロドを観た時早くも胸がいっぱいになった。

『風の谷のナウシカ』の冒頭で全てを思い出し感動するのに似ている。

シャイアにガンダルフが訪れる最初の場面は風の谷にユパ様がくる場面とよく似ている。

 

一人で観たからか、『旅の仲間』からボロ泣き。

次の日顔が変わるくらい涙が出た。

やっぱりボロミアがホビットを庇い死にゆく場面はたまらんな。

イシルドゥアの血をひく正当なる王の末裔アラゴルンの胸の中で、

「My brother, my captain, my king」っていうところ。

ゴンドールの民を救うため暴走した指輪への執着と後悔。

葛藤が彼を人間らしくする。

せめて安らかに眠りたもれ。

アラゴルンもまた血統に悩み苦しんでいたから、ボロミアの言葉は強く響いたんじゃないかな。

 

昔はサムの素晴らしさに目がいきがちだったけれど、最近はフロドの凄さに注目している。

フロドに与えられた大きすぎる使命とその重責。

サムでさえ指輪を前に目の色を変えてしまう。

そんな指輪を肌身離さず身につけ続ける過酷で孤独な戦いだ。

歴史にほとんど名を残さない小さな小さな種族の不屈の精神力に感動する。

偶然居合わせた庭師がその旅を支え続けるんだよなあ。

だめだ、思い出しただけで喉がキューってなる。

本当にいい映画です。

20年経った今見ても圧倒される。

 

『力の指輪』にハマりきれないのって、

もしかしたら主人公が誇り高き高貴なエルフだからかもしれない。

最初から美しくて超人なのよ。

正しくも傲慢な彼女が良くも悪くも人間の毒にさらされて変わっていく姿は見てみたい。

俳優陣がまだ馴染んでいないけれど、いいなと思った人がやっぱりイシルドゥアだった。

彼が英雄として描かれるのか、それとも人間の業を醜く体現する男として描かれるのか楽しみだ。

そして謎の男、あれはもうあれしかないでしょ。

案外楽しんでるかも、わたくし。

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夏が終わっていきますね

2022年09月10日 | 日記

天気がいいな。

10月に久しぶりにキャンプに行くことになった。

女友達4人で。

何年も前から、

環境が変わって今回が最後になるかもしれないって言って、

まだみんな揃って遊びに行ける。

でも今回は本当に最後かもな。

仕事とか結婚とか子供とか、

女性は特に環境の変化で遊びにいけなくなることがあるから。

でもそしたらまた違う遊びをすればいい。

彼女たちの子供だったら一緒に育てる気満々だ。

 

先日よく行くバーでパパ活おじさんと喋った。

40代後半から50代くらいのギラギラのおじさん。

取材する気持ちで壊れた貞操観念を聞いていた。

パパ活って言葉が軽いから知らなかったけど、

大学生の援助交際みたいなものらしい。

おじさんは若い頃から恋愛依存症の気があって、

お金でそれを得ていることを自覚していた。

嘘の積み重ねでもう何が本当かわからないとおちゃらけていたけど、

全然かわいくなかった。

何人もいる彼女たちの生活の面倒を見ていて、

それを守らねばという責任感もあるらしい。

お互い利用してるんだな。

 

それからマスターも加えて幸せって何かね、なんて話をした。

季節の変化を感じるといいよね、

とか月並みなことを言っていたけどそれって本当にそうだよね。

おじさんはお金を持っていて美味しいものもたくさん食べてきたけど、

寒くなりはじめた頃にコンビニで肉まんを食べた時、

とても幸せな気持ちになるらしい。

不思議なもんだね。

 

外は暑そうだな。

隣の家の瓦が反射して白くなっている。

それでもなんとなく日差しが柔らかくなったのはわかる。

夜はすっかり涼しくなって気持ちがいい。

昨夜はわざわざ遠くのコンビニまで自転車で走った。

なんてとこに乗ってるの。

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