歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

夜のドラッグストアで

2019年05月17日 | 日記
あれは一体何だったのだろう。

夢のような現実だったのか、妙にリアルな夢だったのか、

今思い出しても確信が持てない。



先日のこと、比較的遅い時間にドラッグストアで買い物を終え、

いつものように店外へ向かう通路を歩いていたら、

向かう先に何か違和感を覚えた。

普段からぼーっと歩いているので知り合いとすれ違っても気づかないような私である。

それがなぜか意識的に目線をあげると妙なものが目に入ってきた。



下から黒の運動靴、

黒のストレッチパンツ、

はち切れんばかりのショッキングピンクのポロシャツ、

角刈り頭、

のおばあちゃん。

がっちりした体格で背も高く、上半身が大きくて足にかけて細くなっている。

典型的なアメリカ人体型のおばあちゃん、

が二人。

そこには全く同じ顔、同じ体型、同じ服装のおばあちゃんが二人いた。

しかもショッキングピンク。

しかも角刈り。



「えっ??」

と思わず口に出してしまった。

二人の同じおばあちゃんの横を通り過ぎる時の、

スローモーションのような映像が今も目に焼き付いている。



家に帰って夫にこのことを話すと、

「そんな話を俺にするな」と冗談交じりに拒否された。

確かに触れてはいけないような不可思議な出来事だった。



双子なのだろうことは予想がついている。

しかしいくら一卵性双生児だったとしてもおばあちゃんになってまで同じ服を着る?

ああも同じ体型を維持し同じ顔をキープし続けられるものなのか。

あれが現実世界にたまに出現するという異世界の痕跡なのか。

深入りしてはいけないような危険な匂いがする。

ふーむ。


花屋にひまわりが出てた。いよいよ夏ですな〜。
コメント
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