朝5時頃、ひと段落ついて寝ようと布団に入ったら、階下から夫が帰ってきた音がした。
こんな時間までご苦労様です。
まだ起きているし、出迎えるくらいはしようと起き上がった。
これが災難の始まりだとはつゆ知らず。
下へ行くと夫があちこち荷物をひっくり返している。
しかもかなり気が立っているようだった。
「何してるの?」
「デュアリスの鍵知らない?」
「知らない。ここ最近見た覚えないよ」
「くそーー!!時間がねーー!!」
事情を聞いてみると前に住んでいた家の解体作業が今日から始まるのだが、
前の車がまだ家の前に置いたままで今からその車を移動させて、
またすぐ仕事に行かなければいけないという。
はぁ〜??コロナで暇だった時あれほど早く売れと言ったのに今更それかい?
と思ったけど仕事で疲れているのでさすがに心に留めておいた。
私もずっと起きていて正直あまり頭が働かない。
確かなのは夫の仕事が8時には始まるということと、
今日から解体作業が始まるので絶対にそれまでに車を移動させなければいけないということ。
手当たり次第探しても鍵は見当たらず、見当もつかないのだから気持ちもついていかない。
そして刻一刻と時間は過ぎ、夫は焦燥から発狂気味になっていた。
、、、薄々気づいていたけど物理的に今から夫が全部やるの無理じゃね??
私が言うしかない、、、。
しかし展覧会まであと少し、、
1日単位でスケジューリングしているので予定外の出来事はできるだけ避けたい、、
しかしそれでも私が言うしかない。
「これだけ探しても見当たらないってことは前の家にあるんじゃないかな。
もう一か八か行くしかないよ。
Kが行くと多分仕事に遅れるから私が行こうか。」
その時の夫のキラキラした目と言ったらもうすごかった。
もうやるしかない。
ここで生じる問題は私はペーパードライバーで都会ではまともに運転したことがないということと、
それ以前に本当に前の家に車の鍵があるのかということ。
まぁなるようになるわい。
思えば引っ越してから全く電車に乗っていない。
それどころかコロナ騒ぎでろくに出歩いていない。
ここから前の家に行くには早朝だと1時間半以上かかる上、
朝の新宿渋谷という魔の坩堝に入らなければいけない。
こんなもやし人間が電車で東京を横断して徹夜で車の運転かぁ〜。
何をとってもいいことなし、だけど行かないといけない。
そんなこんなでもやしっ子たんぽぽの小さな冒険が始まったのだけど、長くなるので続きはまた後日。
まだ薄暗い早朝の空
こんな時間までご苦労様です。
まだ起きているし、出迎えるくらいはしようと起き上がった。
これが災難の始まりだとはつゆ知らず。
下へ行くと夫があちこち荷物をひっくり返している。
しかもかなり気が立っているようだった。
「何してるの?」
「デュアリスの鍵知らない?」
「知らない。ここ最近見た覚えないよ」
「くそーー!!時間がねーー!!」
事情を聞いてみると前に住んでいた家の解体作業が今日から始まるのだが、
前の車がまだ家の前に置いたままで今からその車を移動させて、
またすぐ仕事に行かなければいけないという。
はぁ〜??コロナで暇だった時あれほど早く売れと言ったのに今更それかい?
と思ったけど仕事で疲れているのでさすがに心に留めておいた。
私もずっと起きていて正直あまり頭が働かない。
確かなのは夫の仕事が8時には始まるということと、
今日から解体作業が始まるので絶対にそれまでに車を移動させなければいけないということ。
手当たり次第探しても鍵は見当たらず、見当もつかないのだから気持ちもついていかない。
そして刻一刻と時間は過ぎ、夫は焦燥から発狂気味になっていた。
、、、薄々気づいていたけど物理的に今から夫が全部やるの無理じゃね??
私が言うしかない、、、。
しかし展覧会まであと少し、、
1日単位でスケジューリングしているので予定外の出来事はできるだけ避けたい、、
しかしそれでも私が言うしかない。
「これだけ探しても見当たらないってことは前の家にあるんじゃないかな。
もう一か八か行くしかないよ。
Kが行くと多分仕事に遅れるから私が行こうか。」
その時の夫のキラキラした目と言ったらもうすごかった。
もうやるしかない。
ここで生じる問題は私はペーパードライバーで都会ではまともに運転したことがないということと、
それ以前に本当に前の家に車の鍵があるのかということ。
まぁなるようになるわい。
思えば引っ越してから全く電車に乗っていない。
それどころかコロナ騒ぎでろくに出歩いていない。
ここから前の家に行くには早朝だと1時間半以上かかる上、
朝の新宿渋谷という魔の坩堝に入らなければいけない。
こんなもやし人間が電車で東京を横断して徹夜で車の運転かぁ〜。
何をとってもいいことなし、だけど行かないといけない。
そんなこんなでもやしっ子たんぽぽの小さな冒険が始まったのだけど、長くなるので続きはまた後日。
まだ薄暗い早朝の空