8月下旬のとある日、
「コンビニ行くから自転車を貸してくれ」と言って出て行った夫がばつが悪そうに帰ってきた。
「自転車パンクしてるわ。」
「えっ?」
「多分すでにパンクしてたっぽい。」
「げっ!」
この街における自転車の快適さを知ってしまったらもう他の移動手段は難しい。
自転車はいい。
移動できる上運動にもなるし何より気持ちがいい。
高いロードバイクを手に入れようと画策していたが今はまだ父にもらった折りたたみ自転車を使っている。
今は街乗りに特化したクロスバイクに鞍替えしようか思案中である。
普段から使わないと意味がないからね。
しばらく展覧会に向けて猛進していたのでパンク修理は後回しになっていた。
そしてやっと先日復活したのだ。
結局パンクではなく空気が抜けていただけ。
私の自転車は英式バルブなので普通の空気入れだと変換アダプタを使わなければならず、
それに不慣れで空気入れがうまくいかずパンクだと決め付けてしまった。
チューブを水に付けて気泡が上がってこなかった時の焦りみたいなものもありながら、
最終的にはそういうことで納得した。

綺麗にしたり空気いれたりするだけで愛着がわく。
この平坦な街ではやはり自転車最強。
何処へでも行けるという万能感に満たされる。
さて、まずは喫茶店探訪でもいたしましょうか。
GoogleMapで検索すると我が家から半径2キロ以内にあるわあるわ。
メモノートに全部メモして一応把握しておく。
そして今日スーパーへ向かう道すがら、同じ方面に豆の問屋があったことを思い出し行ってみることに。
こういう時メモしたことでなんとなく残った記憶が役に立つ。
その店は小さな商店街の一番端っこにあった。
半分以上はシャッターの降りた通りにもかかわらず、人通りが多いのでさみしい感じはあまりしない。
お店は一見さんでも入りやすいオープンな店構えで躊躇なく入れた。
レジ前で新聞を広げるおばさん店員、気取ったところのない煩雑な店内。
一目で気に入った。
通りに向かってコーヒーの生豆が入った樽がたくさん並んでいる。
どうやらその場で焙煎してくれるらしい。
店員の普通のおばさん感と豆の種類の豊富さのなんとも言えないギャップが面白い。
苦味は好きだけど酸味はあまり得意ではないというと数種類の豆を勧めてくれた。
とりあえずのスペシャルブレンドとオススメのヨーロピアンを200グラムずつ頼んだ。
それで1900円ってちょっと安すぎるような気もするけれどありがたい。
しかも奥のカウンターで試し飲みができる無料券までくれるんだからすごい!!
豆を買わなくても300円で珈琲が飲めるらしい。
ブルーマウンテンもいけると言うのでせっかくだからそれにした。
初めて飲んだけど思ったより香ばしい感じ。
10分ほど待っているとおばさんがひょこっと顔を出し「できました」とのこと。
もしかしていきなりいい店見つけちゃったんじゃない?
また来ることを確信しポイントカードまで作ってもらって大満足で店を後にした。

帰り道は初めての道。
来た道とは反対から商店街を出て穏やかな通りを抜けていく。
大きな公園の紅葉が綺麗でついつい見とれてしまったり、家の近くに銭湯を発見したり、
もしかして私ってば本当にいい街に引っ越してきたんじゃないって気分が上がる。
帰ってきて早速自作した台所の棚に豆を並べてみた。
それだけでつい鼻歌を歌いたくなってしまう私は幸せ者さ。

「コンビニ行くから自転車を貸してくれ」と言って出て行った夫がばつが悪そうに帰ってきた。
「自転車パンクしてるわ。」
「えっ?」
「多分すでにパンクしてたっぽい。」
「げっ!」
この街における自転車の快適さを知ってしまったらもう他の移動手段は難しい。
自転車はいい。
移動できる上運動にもなるし何より気持ちがいい。
高いロードバイクを手に入れようと画策していたが今はまだ父にもらった折りたたみ自転車を使っている。
今は街乗りに特化したクロスバイクに鞍替えしようか思案中である。
普段から使わないと意味がないからね。
しばらく展覧会に向けて猛進していたのでパンク修理は後回しになっていた。
そしてやっと先日復活したのだ。
結局パンクではなく空気が抜けていただけ。
私の自転車は英式バルブなので普通の空気入れだと変換アダプタを使わなければならず、
それに不慣れで空気入れがうまくいかずパンクだと決め付けてしまった。
チューブを水に付けて気泡が上がってこなかった時の焦りみたいなものもありながら、
最終的にはそういうことで納得した。

綺麗にしたり空気いれたりするだけで愛着がわく。
この平坦な街ではやはり自転車最強。
何処へでも行けるという万能感に満たされる。
さて、まずは喫茶店探訪でもいたしましょうか。
GoogleMapで検索すると我が家から半径2キロ以内にあるわあるわ。
メモノートに全部メモして一応把握しておく。
そして今日スーパーへ向かう道すがら、同じ方面に豆の問屋があったことを思い出し行ってみることに。
こういう時メモしたことでなんとなく残った記憶が役に立つ。
その店は小さな商店街の一番端っこにあった。
半分以上はシャッターの降りた通りにもかかわらず、人通りが多いのでさみしい感じはあまりしない。
お店は一見さんでも入りやすいオープンな店構えで躊躇なく入れた。
レジ前で新聞を広げるおばさん店員、気取ったところのない煩雑な店内。
一目で気に入った。
通りに向かってコーヒーの生豆が入った樽がたくさん並んでいる。
どうやらその場で焙煎してくれるらしい。
店員の普通のおばさん感と豆の種類の豊富さのなんとも言えないギャップが面白い。
苦味は好きだけど酸味はあまり得意ではないというと数種類の豆を勧めてくれた。
とりあえずのスペシャルブレンドとオススメのヨーロピアンを200グラムずつ頼んだ。
それで1900円ってちょっと安すぎるような気もするけれどありがたい。
しかも奥のカウンターで試し飲みができる無料券までくれるんだからすごい!!
豆を買わなくても300円で珈琲が飲めるらしい。
ブルーマウンテンもいけると言うのでせっかくだからそれにした。
初めて飲んだけど思ったより香ばしい感じ。
10分ほど待っているとおばさんがひょこっと顔を出し「できました」とのこと。
もしかしていきなりいい店見つけちゃったんじゃない?
また来ることを確信しポイントカードまで作ってもらって大満足で店を後にした。

帰り道は初めての道。
来た道とは反対から商店街を出て穏やかな通りを抜けていく。
大きな公園の紅葉が綺麗でついつい見とれてしまったり、家の近くに銭湯を発見したり、
もしかして私ってば本当にいい街に引っ越してきたんじゃないって気分が上がる。
帰ってきて早速自作した台所の棚に豆を並べてみた。
それだけでつい鼻歌を歌いたくなってしまう私は幸せ者さ。
