歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

ヨガの時間

2018年07月03日 | 日記
先日知り合いがやっているヨガ会の手伝いでヨガをしてきた。

東京ど真ん中に位置するとある庭園の涼亭に上がり、

い草の匂いが仄かに香る畳の部屋にマットを敷き詰めて皆でヨガをする。

私のお気に入りの場所だ。

今回で4回目だが17時半集合の会は初めてだった。



石の上に亀発見。

手前で亀が泳いでいたので眺めていたら、

左下からぬっと視界に現れたストレンジャーに思わずヒャっと声が漏れる。



すっぽんのなんとも言えない異星種的外見は、お世辞にもかわいいとは言えない。

人間が何を思おうが関係ないのだろうけど。

そのまま泳いで石に到達し、鯉も寄ってきてみんなで集合写真。





西から差す強い光が対岸を橙色に染めはじめるころ、

彼女の声がかかり皆ヨガマットの上に戻った。

彼女と一緒にするヨガは多分(他を知らないから)ゆったりしている。

何も押し付けず、何も求めない。

ディジュリドゥのように芯に響くような声で静かに語りかける。

具体的な効果を求めるスポーティーなヨガのイメージが強かったので新鮮だった。



こんな気持ちのいい場所で、このようなやりやすい環境で、ヨガをして改めて思うことがある。

私は皆と同じ動きをしたり一連の動きを覚えたりするのが苦手だということ。

4回もやっているのにヨガがちっとも私に寄ってこない。

皆と同じポーズを取ることが必ずしも正解ではないのだろうが、

初心者はまず形や重心を置く位置を体で覚えるというのが基本であろう。

そもそもヨガのなんたるかを全く知らないままやっているので少し滑稽かもしれない。

思い返せば昔からそうである。



体育の授業や運動会、ラジオ体操など満足できるような協調性を示せたことがほとんどない。

当時は苦手意識がないどころか日々無意識的に言われたことをしていただけで、

ダンスや体操をするときは人の動きをなんとなく大雑把に真似していたので常に人より一歩遅れていた。

その他の分野も同様だ。

学校の校歌や合唱曲の歌詞、メロディを覚えたことがほとんどない。

音痴なことだけは自覚していたからあまり大きい声で歌ってはいけないことは理解していたが、

今覚えばなぜあんなに適当だったのかよくわからない。

どちらかといえば優等生だったが、いろんなことに受け身で運動神経も悪かった。

大学生の頃地元の友達の結婚式があり余興でモーニング娘。のダンスを踊ることになり、

私は謝り倒してメンバーから外してもらったくらいだ。

今の小学生はダンスが必修科目らしいので、外野から勝手に「お気の毒に」と思っている。



ヨガは呼吸が重要で、ヨガの最中は基本的にウジャイ呼吸をする。

寒い時に手を温めるため口に手を当てて「ハァー」と息を吐くことがあると思うが、それを鼻呼吸でする感じだ。

あくまで私の理解だから成否は横に置いておく。

喉にくぐもった摩擦を感じ、吐く時も吸う時も普段より長く時間を使う。

これは私のお気に入りで、普段から深呼吸をする時はウジャイ呼吸をしている。

ヨガをしている時ポーズの最中に部屋のいたるところからウジャイ呼吸の音が聞こえてくるがこれがなかなか心地いい。



戦士のポーズで西に顔を向けると空がピンクに染まっていた。

以前行った早朝の会もよかったが、夕方も乙ですな。

こんな私でもたまーに動きと呼吸がピタッとはまることがある。

よくわからないけどそういうことなのかもしれない。

人任せのヨガタイムだが不規則かつ無秩序な私の生活マップにピンを一つ押すような感じがある。



いつの間にか夜になっていた。

彼女の旦那さんがデザインした証明がきれい。





W杯日本代表ありがとう!

ベルギー戦の後半では夫と二人テレビの前で立ったまま応援していた。

力が入りすぎて座っていられなかったのだ。

本当にお疲れ様でした。



6日のフランス対ウルグアイ、ブラジル対ベルギーは見ものですな。

日本対ベルギー戦を前のめりで見たことですでにベルギーに親しみを感じている。

ということでここからはベルギーを応援しようと思う。
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