久しぶりに641便に乗るため、HNDに入った。搭乗予定時刻になっても搭乗が開始されない。するとアナウンスで「熊本地方悪天候のため、天候調査中」とのこと。昨日相当降ったようだが、雨が残っているのか・
しかし、天候調査の結果、雨が弱まると判断され、30分遅れで搭乗が開始された。写真はスマホ撮影のため画質がイマイチなのだがかんべんいただきたい。
この時は、おおspot70にSFJがいる!などと呑気に撮影などして時間を潰していた。プッシュバックし、RW05から約30分遅れで離陸した、我らの816A。
離陸自体はいつもの通りだったが、神奈川上空を上昇中に、早くも機長アナウンスが。
「熊本地方悪天候で視程500mのため、CATⅢという精密自動着陸装置を使う」とILSで着陸することを説明してきた。マニアックな説明だなあと思いつつ、眠りに入ってしまった。
レフトターンの気配で目が覚め、時計を見るとちょうど名古屋あたりの時間。ここらへんはほぼ直線に飛行し、広島上空でレフトターンするのがパターンだが、少し早い。さらに窓からは眩しい日差しが入ってくる。
おかしい、西進しているので右側席は日陰のはず。なんだ?寝ぼけているのか?と逡巡していると、再び機長アナウンスが・・・・
「熊本地方悪天候で、雨と霧のため、ILSランディングが必要だ。しかし、B8搭載の左右の気象レーダーが両方不具合で、悪天候の中を飛行することはできないと判断した。ついては、当機は羽田に向かい機材を変更し、再び熊本を目指すことが最善と判断した。だから羽田に向かいます」といった趣旨のアナウンスであった。
すでにUターンしてるじゃん、と心の中でツッコミを入れつつ、これからどうなるのだろうか、などと考えていると、最短ルートでRW34Lへ。
そしてSPOT-402にブロックイン。
隣の401には812Aが泊まっている。出発前の準備だろうか?到着後、ドアオープンはされず、そのまま待機状態。しばらくすると、代替機を用意しているのでしばしお待ちを、と。バスで代替機に送る、と。
バスが続々集合してきた。で、ついに降機の時間。続々降りていくパッセンジャー。私も外に出て、バスに乗る前に振り返ると・・・
あらあ、レドーム開けて点検中。確かに2つのレーダーがある。初めて見たぜ。
で、都合約4時間もの間、飛行機に乗りKMJに到着。国際線か?と再び心の中でツッコミを入れ、やっと開放。皮肉なことに、遅れたせいで熊本地方の天候は回復。ビジュアルアプローチでランディングするオチがついた。
今回トラブルになったわけだが、スタッフのみなさんは冷静にかつ丁寧に対応され、揉め事もなく、ことは進んだし、対応も素晴らしかった。
いやあ人生2度目のATB。しかも前回は離陸直後のバードストライクで、直ぐに降りたので、道半ばでのATBは初めて。結構きつかったあ。まさか自分がATBの餌食になるとは・・・・でもなんだかワクワクした道中でした。