へそ@新橋
「天下一」さんを出て、新橋駅に戻りました。
すでに雨は上がっていますが、まだ曇り空で風もあります。
とりあえず駅前の広場を見ておきましょう。
今日は何かイベントが開催されるもようでテントが並んでいました。
しかしこの雨と風なのですべてのテントが閉まったままでした。
でも天候の回復を受けてそれが少しずつオープンに向かっています。
そこを通り過ぎると、面白そうなお店が見つかりました。
こちらは静岡にもある系統店の「へそ」さんですね。
お店の前に来ますが、最初は入り口が見つかりませんでした。
しかしよく探してみるとどうやら右側にお店の入り口があるようです。
ではそちらに向かってみましょう。
すると確かに入り口があって、無事お店に入ることができました。
狭いお店ですが、私は壁に向かったカウンター席の一番奥に座りました。
そのカウンター席は長くつながっていて、お一人が右側のほうにいるだけでした。
狭いので普通なら一つ空けて座るところでしたが、何の気もなく一番奥に詰めて座りました。
実はこのことが後で大きく効いてくるんですが、この時は知る由もありません。
壁のメニューを見て、一番上の「黒豚饅セット(税抜き580円)」を選びました。
これはお得なセットのように見えますが、この時点で少し失敗しました。
というのは現在の時間帯はタイムサービスでドリンクが安いんですね。
したがって単品で注文してドリンクを付けたお値段と税抜きで100円ほどしか違いません。
その100円に相当するのが、「冷菜」と書いてあるものです。
まあこれに期待しましょう。
ドリンクはチューハイを選び、まずはそれが最初に出てきました。
とりあえず本日最初のアルコールで落ち着きます。
そしてメインの豚まんが出てきました。
さらには冷菜も同時に出てきましたが、これはしょぼいですね。
チャーシューの細切れと野菜の煮物ですが、やはり単独がよかったか。
とはいえ豚まんをいただくことにします。
からしをつけて豚まんをいただきますが、これは美味しいですね。
甘みのある皮で、豚肉の餡もしっかり入っています。
これはなかなかいいぞ。
と思っていたら突然事件が発生しました。
「ガタン」という大音響とともに私の横に何かが落ちてきたんです。
うわー、これはなんだ。
横手を見ると大きな木の看板のようなものでした。
慌てて店員さんたちが飛んできます。
「お怪我はないでしょうか」
「大丈夫ですか」
私は何がなんだかさっぱりわかりません。
パネルは私の右肩をかすめましたが、多少痛みがあるぐらいでケガというほどのことはありませんでした。
店員さんが看板を撤去していき、店内も落ち着きました。
さて、この原因は何でしょうか。
私の席の前には窓のようなものがあって、そこからはかすかに風が流れてきています。
ここに木のパネルが取り付けてあって、それが外れて落下したわけです。
そして手抜きだったのはその取り付け方法でした。
なんとパネルはきちんと固定されていなくて、4か所の磁石だけで支えていたということなんです。
いくら強力な磁石でもこの重さのパネルを支えるには無理です。
辛うじて支えて会ったところに向こうから風が押したので耐え切れずに落下したんだと思います。
しかしこれにはびっくりしましたね。
心を落ち着けて、豚まんをいただきます。
まあこの豚まんは美味しいですね。
今度はお土産で持って帰るのもよさそうです。
そしてもちろんチューハイのお替りもしました。
お店はやはりサラリーマンの方でにぎわっています。
お食事をされている方が多く、アルコールを飲んでいるのは私ともうひとテーブルだけでした。
そして二杯目が空いてお会計をすることにします。
すると若い男性の店長さんが出てきて、お代はいりませんという申し出でした。
そしてさらに丁寧に謝られました。
こちらとしてはまさか無料になるとは思っていなかったのでなんだか申し訳ない感じです。
しかしもしも私が一つ隣の席に座っていたとしたら顔面を直撃されていますから、笑い事では済まないことになっていましたね。
今回は最初からハプニングの連続で驚きましたが、これもいい思い出になるかもしれません。
お店を出て新橋の駅に戻ります。
ごちそうさまでした。
とんだ災難でしたね。
ただ、大事に至らず良かったです。
このお店、自分もこないだ行きました。
しかし、あの目立たない店を見つけられたのは、さすが電気がまさんです。
「へそ」は0号店を出したりして、新橋の一大勢力です。
そして町中華。
自分はまたリピートしてみようと思っています。
まさに紙一重でしたね。
熊猫さんもこのお店をご存じだとは驚きました。
「へそ」さんは静岡店によく行くので、メニューは似たものが多かったです。
しかしここの肉まんはなかなかのものでした。
次回はぜひお試しください。