庄や＠葵定食

庄や＠葵定食

　今日のランチは近場ですが、ランチとしては初めて行くお店です。
静岡駅のすぐ前、国道沿いにあるビルの１階の居酒屋さん「庄や」さんにやってきました。
こちらのお店は居酒屋さんとしては数回来たことがありますが、お昼時に行くのは初めてです。
不思議なことに最近居酒屋さんのランチが気になるようになってきました。



　ちょうど入っているビルが工事中で、ビル全体に相場が組まれています。
何となく落ち着きませんが、ランチを食べる分には全く問題はありません。
入口でメニューを確認しますが、メインは７００円ほどで価格は安めですね。



　「鶏唐揚げ定食」が６５０円
「日替わり定食」が７００円
「葵定食」も７００円と書いてあります。
さてどれにしましょうか。



　「いらっしゃいませ」
入口で一人だと告げると、喫煙かどうかを聞かれます。
吸わないと告げると奥の部屋に案内されました。
まずは靴を抜いて広い座敷席に上がります。

　掘りごたつ形式の席がずらりと並んでいてこれは５０人ぐらいは入れそうな広さです。
しかしそこにはけっこうお客さんが入っていて驚きました。
ほとんどが男性の一人客で、４人掛けのテーブル席をのんびりと使っています。
私もその一角に案内されました。



　メニューが出されますが、決めていた「葵定食」を注文します。
よく見るとけっこう定食の種類も多いようです。
日替わり定食も変化があって飽きないようです。
なお、お冷やはセルフで卓上のポットから自分で注ぎます。



　混みあっているので時間がかかるのかと危惧しましたが、思ったよりも早く定食が出てきました。
本日のメインはサバの塩焼きです。
そこにミニサイズのお刺身の小鉢と漬物、それにご飯とお味噌汁のついた定食セットでした。
また、ご飯とお味噌汁はお代わりできますと書いてありました。





　サバの塩焼きは、なかなか大振りで脂がしっかりのっています。
日本人ならやっぱり魚はサバだね。
これはご飯が進みます。



　そして小鉢のお刺身です。
量は少なくても、お刺身があると定食の価値がぐんと上がりますね。
おかず力は少ないですが、果たす役割は絶大なものがあります。



　お味噌汁はまあ平凡でした。
お漬物も既製品でなく大根漬けあたりに代えれば見栄えが良くなりそうですが、チェーン店ですからこれは仕方がないでしょう。
それにしても結構人気があるお店で驚きました。
そのほとんどが近所の会社のサラリーマン（と思われる方）でした。

　席が広いのでゆったりできますし、料理の出も早いですから、ランチにはぴったりと言えるんでしょう。
結局お代わりをしなくても十分満腹になりました。
７００円という価格もまた適度ですね。
お会計をするとポイントカードを渡されました。



　しかしこのカードが３か月間有効、１０回の利用で「定食半額」というものでした。
期限も短いし、割引も寂しいですが、私にはまず無理ですから関係のないことでした。
ごちそうさまでした。


　

一番鶏＠なぜか

一番鶏＠なぜか



　月曜日の仕事終わり、今夜もおなじみ鷹匠の「一番鶏」さんです。
前回は満員の大盛況でしたが、今夜はどうかな。
入口から覗いてみると、カウンター席に人影が見えますが、他は空いているようでした。
一安心してお店に入ります。

　カウンターの二人連れ客は右端にいらっしゃるので私は左側の端に座りました。
「お飲み物は？」
「ボトルを出してください」
確かまだもう１回分ほどボトルが残っているはずです。

　今夜はバイト君がいないようでご主人と奥さんのお二人だけでやっていますね。
それでも奥の席が空いていて、テーブル席の二人とカウンターの二人だけですから、お店はのんびりとしています。
今回も水割りセットを頼んで、お決まりのつまみをメモ用紙に書きました。



　ところがボトルはすぐに出てきましたが、グラスと氷のセットがなかなか出てきません。
前回とは違ってお通しのキャベツもすでに出てきていますが、肝心のアルコールが飲めません。
忘れているのかなあと思って、ご主人にテレパシーを送りますが、これがなかなか届かないようです。
注文も少ないので奥さんの姿もほぼ見えませんからこれは困った。



　待つこと７分ほど、これはやはり忘れているんだと分かって、ついに重たい腰を上げました。
「すいませんグラスがまだなんですけど」
「あ、失礼しました」



　偶然だと思いますが、二回続けてあると気に掛かりますね。
遅れて出てきたグラスを追うように焼きものも出てきました。
いつもと同じ、「とり皮につくね」あれ違った、「やきとりにつくね」だ。
これはお店のミスではなく私がそう書いたからでした。



　実は日曜日に「かがり火」さんでやきとりのテイクアウトをしたときに「とり皮」をいただいたので、変えてみたわけでした。
これも安心できる味です。
待たされてのどが渇いたので、今回は１杯目を薄目の水割りでグイっといただきました。

　お隣のお客さんがすぐにお会計をされたので、ますますお店も静かになってきました。
今夜はもうこれ以上お客さんは入らないようで、ご主人も奥に下がっています。
そこで気になるテレビを見ていると、臨時ニュースが流れてきました。

　「藤井４段、連勝の新記録達成」
タブレットで経過は見ていましたが、まさか臨時ニュースでやるとは驚きました。
いやはや大したものですねえ。
私も古い将棋ファンですから、こういう話題は嬉しいものです。



　焼き鳥と同時に出てきた手羽先は今回もバラバラでした。
やはり置き方に深い意味はないようです。
手羽先しゃぶってショーチューをぐびり、まさに至福の時間です。
ついにボトルも空になって、今回も無事終了でした。

　お会計をするとご主人が、グラスの出し忘れを誤ってくださいました。
珍しいことですが、二回続けて忘れ物があったので覚えていてくれたんでしょう。
まあ気にはしていませんのでご安心ください。
気になるお会計は前々回と同じで、元に戻りました。

　７回の訪問でボトルが二本ですから、１回で２００ミリぐらい飲む勘定になります。
たこ八さんと比べると少ないですが、ショーチューだけですとこんなものなのかもしれません。
次回はどうしようか悩みのタネですが、それはその時に考えましょうか。
小１時間の滞在でお店を後にしました。

　ごちそうさまでした。

フカヒレ入り海老ワンタンメン＠牡丹園

フカヒレ入り海老ワンタンメン＠牡丹園

　月曜日、今日は静岡駅前の松坂屋さんにやってきました。
このブログを公開している時点ではもう終了していますが、８階にある催事場でのラーメンです。
「横浜中華街と神奈川の味展」
思ったよりもお客さんは少なく、安心して飲食のブースに進みました。

　ところが私の一人前に年配の女性が入ってしまいました。
こちらでは入口で先にお会計をするシステムです。
私はお店の前の写真である程度決めていましたが、その方はまったく気にしていなかったようでして、かなり真剣に悩んでいました。
というのも意外にお値段が高めなんですね。



　その方は何とかカニチャーハンで収まってようで、私の番になりました。
一番高いフカヒレ入りラーメンにも食指が伸びましたが、かろうじて思いとどまりました。
麺類の中では安いほうになる、「フカヒレ入海老ワンタン麺」に決めいてお会計です。
一人前１２９６円というのは間違いなく今年最高値のラーメンです。





　空いた席に座って待つと、すぐに店員さんがやってきてお冷やを出してくれました。
食券の半券を置いていきますが、こういう光景も何となく懐かしいものがあります。
出来上がりに時間がかかるかと思っていましたが、思ったよりも早く出来上がってきました。



　「おまちどうさまです」
さてさてどんな「フカヒレ入り海老ワンタンメン」でしょうか。
割り箸が松坂屋さんの袋入りというのがまた良いです。




　さて、このワンタンメンですが、至ってシンプルなものでした。
具には大きな海老がそっくり入ったワンタンが５個、モヤシが少々にフカヒレは申し訳程度に置いてあります。
まあ、高級品ですからこういうもんなんでしょう。
卓上にコショーがないのが寂しいです。



　麺は細麺のストレートで、予想以上に腰がありました。
そしてスープは清湯で非常にあっさりしています。
今どきのこってり系がお好きな方にはかなり物足りないと思いますが、私にはほどよい感じでした。
うん、これはなかなか美味しいラーメンですね。



　フカヒレ入りとは言ってもそこはラーメンですからするするとのどを通っていきます。
すんなりと完食してしまいましたが、ここで困ったことが起こりました。

　スープにはかすかにフカヒレの残骸が漂っています。
これがふかひれスープでしたら迷わずすべて飲み干しますが、そこはラーメンですからスープの量が多い。
何とかフカヒレだけをとレンゲですくいましたが、敵はけっこう細かくてそれをすり抜けていきます。

　しばらく格闘しましたが、最後は諦めてフカヒレの残党たちとお別れしました。
やはり健康には替えられないですね。
今季最高峰のラーメンでしたが、満足度はそれほど高くはありませんでした。
たまにはこういうラーメンもいいかな。

　ごちそうさまでした。





　

あさひ＠雨でも

あさひ＠雨でも

　大雨の水曜日、午後７時近くになると何とか小やみになって一安心です。
しかし今から街中に出かけるのはおっくうですから、今夜は近場で済ませることに決めました。
今までも何回か行きましたが、満員で入れないことが多かった繁盛店「あさひ」さんにやってきました。
まあ今日は大雨ですから大丈夫でしょうと高をくくっていました。



　しかし入口の引き戸を開けると、これはかなりの賑やかさです。
数あるテーブル席はすべてお客さんで埋まっていますし、カウンターも埋まっています。
それでも一席空きを見つけたので一安心です。
お店の方に断ってそこに座ることにしました。

　「瓶ビールください」
「キリンサッポロとありますが」
「キリンで」
「ラガーと静岡何とかがありますが」
「ラガーでお願いします」



　最近では瓶ビールの注文も面倒くさくなりましたね。
注文は紙に書いて渡し、ついでにおでんもいただきます。
「味噌田お願いします」



　すぐに出てきたのが味噌田楽です。
このコンニャクの歯応えと、甘いお味噌がまたよく合うんです。
熱々でしかもしっかりと厚く食べ応えがあります。
毎回楽しみにしていますが、今夜も大満足でした。



　しばらくたって焼き物も出来上がってきました。
まずはレバーたれ焼きです。
分厚いレバーですが、しっかり中まで火が通っています。
このお店では串物の焼き方に特徴があって、詳しくは書きませんが、出来上がるのが早いのでお客さんを待たせません。

　レバーも良いですがたれも程よい味でビールが進みますね。
お店は相変わらず満員で、そこに電話が掛かってきました。
どうやら席の予約のようですが、たぶんこれでは無理でしょうね。



　焼き物の二本目は「手羽先」です。
これは焼きあげるというよりも蒸しあげたような柔らかさで、身離れが良いです。
レモンを絞りかけて、そのまま手でかぶりつきますが、、これも美味しいですね。
思わずビールのお代わりを決めました。



　お隣の年配男性は燗酒で焼きトンを楽しんでいらっしゃいます。
さらに左手のお客さんがお会計で席が空きました。
すると店員さんからお声がかかりました。
「すいませんひとつずつ詰めていただけないでしょうか」

　私の右席も空いたのでそこに移動すると三席ができることになります。
どうやらそこに予約のお客さんを入れるようです。
混みあっているときに融通するのは客の嗜みですから、笑顔で腰を上げます。

　それがきっかけでお隣の年配男性とお話をすることができました。
今日はけっこう遠くからバスでやってきたということです。
見知らぬ二人がたまたま居酒屋さんで出会うというのもまた、酒飲みの楽しみです。
あれこれと面白いお話が聞けて楽しかったです。

　さて、この日は例の藤井４段が連勝記録を達成した日でもあります。
その結果が気になって時々脇のテレビを見るんですが、よくわかりません。
お話は弾んでいますが、そわそわしてしまって早めに帰ることにしました。
ビール２本で４０分ほどの滞在、我ながら早飲みでした。




　何時も混んでいるのと、終了時間が早いのでなかなか行けませんが、良いお店です。
ごちそうさまでした。



　　

まぐろ家繁正＠鷹匠

まぐろ家繁正＠鷹匠



　急に思いついて今日のランチは鷹匠です。
そういえば鷹匠の「まぐろ家繁正」さんのランチが評判でした。
裏通りの沿いにある二階のお店なので、普段はなかなか入る勇気が湧いてきません。
まずはこの機会にランチの定食で様子を見てみましょうか。



　お仕事場からしばらく歩いて、入口のけっこう急な階段を上ります。
これ、酔った帰りは注意しなければいけませんね。
お店に入るとすぐ、おかみさんが
「靴は下駄箱に入れずにそこに脱いだままにしてください」

　ちょうど目の前のカウンター席が空いていたので、その端に座ります。
先客はカウンターに三人、テーブル席に二人と二人で、思ったよりも混んでいます。
まずはお冷やとメニューが出てきますが、決めていた日替わりランチにしました。

　置いてある週刊誌を読みながら出来上がりを待ちますが、ここであることに気が付きました。
なんとまだ店内のだれにも料理が出ていないんですね。
ということは８番目に入った私はそのラストになるということです。
これは思ったよりも時間がかかりそうです。

　１０分ほど経過してようやく第１陣が出てきました、それがすべて私と同じ「日替わりランチ」でしたからその人気がうかがえます。
そして追加のお客さんも二組ほど入ってきました。
おかみさんの様子では常連さんが多いようでした。

　そして注文は同じく日替わりばかりで、一人だけ「まぐろ丼特盛」という声がありました。
第２陣も通過してまたしばらく待ちます。
その間に居酒屋メニューも見ておきますが、お酒類が安めの価格で安心しました。
今度は居酒屋使いで来ても良さそうです。



　そしてまたしばらくたってついに私のランチが到着しました。
「おろしハンバーグランチ（６５０円）」はこんなセットでした。
まずはメインのおろしハンバーグです。



　なんとこれが絶品でした。
柔らかく仕上げたハンバーグはボリューム満点。
おろしポン酢が効いています。
これはさっぱりとうまい和風のハンバーグでした。



　これに小鉢のキュウリ漬けと、お新香が付き、お味噌汁のセットで定食です。
美味しいハンバーグでこれはご飯が進みますね。
食べている間の出来事ですが、遅れて入ってきたお客さんに「日替わりランチ」が売り切れだと告げていました。
１０食ぐらいの限定なんでしょうが、これはすごい人気なんですね。



　そうとは知りませんでしたから早めに入ってよかったです。
お店では食べ終わってものんびりと談笑されている方が多く、ゆったりとお食事を楽しむようなお店のようでした。
ですから多少出来上がりに時間がかかっても、皆さん気にならないんでしょうね。
繁華街のランチとは一味違う居酒屋さんのランチでした。

　私ものんびりと食べ終わってお会計です。
６５０円ちょうどお支払いすると
「ありがとうございました」
笑顔で返してくださいました。



　階段を下りて午後のお仕事に戻ります。
ごちそうさまでした。