吉田屋本店@浜松
9月26日月曜日、今日は朝から一日浜松でのお仕事です。
ここでいつも頭を悩ませるのがお昼ご飯ですが、今日はその当てがあります。
文芸大の職員の女性が親切な方で、あれこれとお食事のできるお店を教えてくださいました。
その中から私がまったく知らなかったお蕎麦屋さんに行くことに決めています。
文芸大にはもう10年以上も来ていますが、今まで全く気が付かなかったのは不思議ですね。
気になるのが休業日ですが、職員さんはそれもネットで調べてくれていて、感激しました。
過去には警備の方などにお尋ねしたことがありましたが、まったくつれなかったですからなおさらです。
午前のお仕事が終わって、まだ暑い中を歩いてお店に向かいます。
このあたりは浜松駅から大学への往復で何回も通っている道なんですが、お店は狭い通りの沿いにありました。
なるほどこれは気が付かないな。
看板を見ると、だいぶ前からあるお店のようですね。
お店の名前は「吉田屋本店」さんです。
ただ今の時間は午前11時40分ほど。
お店に入ると先客はいらっしゃいませんでした。
私はカウンターの端から二席目に座りました。
まずは前にあったメニューに目を通します。
おや、「昔ながらの中華そば」なんてのがあるぞ。
ラーメン好きですから普通はこれにしますが、もうひとつ目を引くものが見つかりました。
それは左上の、「そば定食」です。
「すいません、そば定食をお願いします」
「温かい蕎麦ですね」
「はい」
待っている間にメニューを見ます。
面白いメニューが「にかけ」です。
静岡市ではまず見かけないメニューですが、浜松地区では大体ありますね。
名前の由来はよく知りませんが、デラックスなかけそばという感じでしょうか。
「たぬき」が550円なのに、「にかけ」は650円ですから、たぬきそばよりも高級なんです。
お値段は全体的に安めの設定で、好感が持てますね。
待っている間に他のお客さんも入ってきました。
すべて中年以降の男性一人客です。
ご近所の方というわけでもなく車で来た方が多いようですから、割合に名の売れたお店なのかもしれません。
壁には気になる張り紙も見つかりました。
しばらくして、前からそば定食が出てきました。
あれ、これは予想していたものとは違うな。
黒い器にきざみネギが付いていました。
器は二段式になっていて、まずは上の蓋を開けます。
するとこんなものが出てきました。
これはお弁当だな。
まずは下半分に軽めのご飯です。
そして上の仕切りにはお惣菜が入っていました。
右側が野菜の煮物です。
人参や大根などの煮物で肉系統は入りません。
昔懐かしい、味の染みた田舎風の煮物ですね。
そして左側には塩気の強いお漬物がありました。
その中でも目を引いたのがゴーヤです。
これがけっこうな苦さで目が覚めますね。
しかし良いご飯のお供になるので、見直しました。
そして二段目にはたぬきそばが入っていました。
具はナルトが二枚にのり、少々の揚げ玉というシンプルなものです。
まずは一味を振ってお蕎麦をいただきます。
おや、このお汁は良いですね。
きちんとした鰹節の香りがある、美味しい出汁でした。
このお店は予想外の大当たりだという予感がしました。
そしてお蕎麦そのものも美味しかったです。
量はたぶん普通のお蕎麦の半量ぐらいでしょうが、ご飯と合わせてちょうどいい量でした。
このセットはなかなか良いな。
お値段も650円とお手頃ですから、これは今後も定番になると思います。
そしてもう一つ気になったのが、居酒屋メニューです。
よく見ると良さそうなおつまみが揃っています。
問題になるのが営業時間ですが、これは夜間のお仕事帰りに寄り道するというコースが使えるかもしれません。
10月以降は夜の時間になるので、その時に立ち寄ってみたいです。
美味しく定食を食べ終わって、お冷やもセルフでお代わりしました。
なお、お店は年配のご夫婦でやっていらっしゃいます。
たぶん値上げもしないで頑張っておられるんでしょうが、応援したいお店です。
食べ終わってお会計をすると、これはご主人が受け付けてくれました。
では、ごちそうさまでした。
お知らせ
今日はこれから熱海で一泊旅行です。
明日10月1日土曜日のブログはお休みしますのでご了承ください。