静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文と居酒屋放浪記です。
土曜と日曜はお休みです。

とん八@東十条

2016年07月30日 07時06分34秒 | 居酒屋
とん八@東十条

十条の 「田や」さんを出て、教えてもらった通りに一本道を進みます。
目指す先は東十条、くねくねとした商店街を歩いて進みました。
途中では今時珍しい演芸場があって、芸人さんが呼び込みをしています。
しかし私たちには全く興味はなさそうでした。

 お芝居のお客さんはやはりおばちゃんですから、愛想もそちらに全力投球です。
お化粧もなかなかに濃くて、見栄えのする役者ぶりでした。
時間に余裕があればのぞいていきたいところですが、私たちには最終目的地がありますから、そのまま通り過ぎます。



 東十条に無事着いて、目指すお店も何とか見つかりました。
こちらが、「とん八」さんです。
のれんに大きく「からし焼」と書いてある通りに、このお店の名物がそのからし焼きです。
今日は噂に高いそのからし焼きで締めましょう。



 お店は空いていて、のんびりとカウンターに座れました。
まずは瓶ビールで乾杯です。
「すいません、からし焼ください」



  その前にお新香が出てきました。
良い漬かり具合で、ビールの相手には十分です。
目の前の厨房では、ご主人らしい方が鍋を振るい始めました。
小気味よい音があたりに響きます。



 確か一人前を注文したはずですが、けっこうな量が出てきました。
これは二人でも十分ありますね。
どーんと「からし焼」の登場です。



 これが何者かと言いますと、豚肉を特製のたれで炒めて、そこにお豆腐をどっさりとぶち込んだものです。
甘辛の味付けで、からしという名前のほどは辛くありません。
しかし後を引く味ですね。
上に載っている刻みキュウリがユニークです。

 さて、ビールを飲み干した我々は、驚くべき行動にとって出ます。
それは何かといいますと、酔っ払いの満腹中枢が刺激されてしまったことによります。
相談の結果、
「すいません、ご飯とお味噌汁のセットを二人前ください」



 この「からし焼」はご飯に合うという結論から、ここで最後の締めをやってしまおうということになりました。
わかめとお豆腐のお味噌汁はしっかりとだしの効いた江戸庶民風のものでした。
さっそくご飯にからし焼を乗せていただきますが、これがまた旨いのなんの。

 さすがは元祖からし焼、看板に嘘偽りはありません。
しかし後でお腹が膨れて往生しましたから、よいこの皆さんはマネしないで下さいね。
結局ビール1本だけでしたから、お店には申し訳なかったです。
しかし久しぶりに締めのご飯を食べました。



 お会計をしてこれで本日のツアーは無事終了です。
東十条の駅から上野に出て、そこから東海道線です。
ところがこの日は事故があったようで、上野から熱海までの直通電車が動いていませんでした。
帰りの電車では膨らんだお腹が邪魔になりましたが、何とか乗り換えもできて帰ることができました。

 次回の東京ツアーは8月、さてどこに行こうか現在悩んでいます。
今度は久しぶりに横浜もいいかな。



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田や@十条

2016年07月29日 07時22分14秒 | 居酒屋
田や@十条 



 中野から新宿乗り換えでやってきた先は十条です。
本日の3件目はこちらにある居酒屋さんです。
渋い色ののれんがかかったお店、「田や」さんはすぐに見つかりました。
では入ってみましょうか。

 先客はほとんどおらず、のんびりとカウンター席に座ります。
「ホッピーください」
「全部入れてしまっても良いですか」
「はい」



 なんだかわからないうちに出てきたジョッキを見てびっくりです。
巨大なジョッキになみなみとホッピーが注がれていました。
これは飲みごたえがありそうですね。



 そして何より驚いたのはこのお通しです。
これがあることを忘れていたので、いきなり出てきたときにはびっくりしました。
見栄えも良いし、最初にいただくには最適の口取りです。
これをつまみながら戦略を練り直します。

 この「田や」さんは、昔ながらの作りで、なかなか落ち着きます。
おつまみの種類も豊富ですからそれが悩みの種ですね。
それでも何とか決心がついて、注文を伝えました。



 まずは私の、「とんぶり、まぐろ」です。
壁のメニューを見て、最近食べていなかったことを思い出しました。
静岡の居酒屋さんではめったに食べられませんから、こういう機会は貴重です。



 このとんぶりにお醤油を掛けて、ぐりぐりと混ぜ合わせてしまいます。
多少お行儀は悪いですが、ほかに知人はおりませんから大丈夫です。
このプチプチした食感がたまりませんね。



 相方はなんと、「豚足」でした。
出てきたものを見てまたまたびっくりです。
これもまたかなりのrボリュームですね。
加熱はしていないのでそのまま手に持っていただきます。

 お店のおねえさんは明るくて、きっぱりとした感じがいかにも老舗の居酒屋さんらしいですね。
そして巨大なホッピーが結構回ってきます。
これ、気が付きませんでしたがあとで見てみると、かなりショーチューが多そうです。

 今回の東京ツアーではどの店も雰囲気が良かったせいか、普段よりも長居をしています。
大体普段の平均ペースは二杯で40分ぐらいですが、今回はどのお店も1時間ほど過ごしてしまいました。
お店もそれほど迷わずに見つかったという安心感もあったようです。
つまり、この「田や」さんも同じくのんびり過ごしてしまいました。

 気が付くと時間はすでに午後5時を過ぎています。
もう1軒回る予定ですからこれは急がなくてはいけません。
お店の方に次に行くお店への道を確認していただきましたが、これは少し図々しかったのかもしれません。

 お会計は二人合わせて2870円でした。
どうもごちそうさまでした。






 
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第二力酒造@中野

2016年07月28日 07時04分47秒 | 居酒屋
第二力酒造@中野



 「ニュー浅草」さんを出て次のお店に向かいます。
こちらは午後2時開店という中野の名店、「第二力酒造」さんです。
こちらのお店を知ったのはかなり昔ですが、なかなか行く機会がなく今回ようやく訪れることができました。
ではお店に入りましょうか。

 「いらっしゃいませ」
かなり広いお店は開店すぐということで、先客は中年の男女お二人だけでした。
私たちは奥のほうに進みます。
すると目の前のテーブルではご主人と思われる恰幅の良い男性が帳簿の確認をしていらっしゃいました。



 「瓶ビールください」
中華系の女性店員さんに言うと、銘柄は尋ねられずすぐにアサヒが出てきました。
これはうっかりしていましたが、まあともかく乾杯です。
さて何にしましょうかね。



 するとそこにお通しが出てきました。
事前の調査では予約していない場合はお通しなしだということでしたが、どうやら昔のお話で最近は変わったもようです。
これは果たしておいくらだったんでしょうか。



 おつまみは初めから決めていました。
まずは「げそわさ」です。
大きめのイカげそで食べ応えも十分ですね。
冷房の効いた店内は広々としていて気持ちがいいです。



 そして待望の一品が出てきました。
これが、お店の名物だという「あら煮」です。
時間がだいぶかかりましたが、これは注文を受けてから煮るためなんでしょうね。
とてもあらとは思えないぐらいに身がたっぷりと付いていました。

 味付けも江戸前の甘辛でしっかりしたものですからこれは日本酒しかありません。
「すいません、日本酒ぬる燗大徳利でおねがいします」
すぐに日本酒が出てきました。



 こちらのお店は一品料理が充実しています。
しかしどれもそれなりにいいお値段ですね。
私のお財布にもう少し余裕があれば、注文してみたい魅力的なおつまみの名前がずらりと並んでいました。
かといって堅苦しいということはなく、私たちのような庶民にもそれなりに楽しめるところが素晴らしいですね。

 厨房では板前さんが忙しそうに仕込みをされています。
こういう活気のある居酒屋さんも気分がいいです。
たぶん夕方以降はサラリーマンさんなどで賑わうんでしょうね。

 あまりにも居心地がいいので,こちらのお店でも1時間のんびりと過ごしてしまいました。
こうしてみると全く高くはないですね。
時間もあるのでそこでお会計をしました。
二人で2950円でしたから、これは納得です。



 お店を出て中野駅に向かいます。
これで中野とはさようならです。
意外に昼過ぎから開いているお店も多く、ここで最後までのんびりしても良いような雰囲気でした。

 どうもごちそうさまでした。 
 



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ニュー浅草中野店@中野

2016年07月27日 07時11分10秒 | 居酒屋
ニュー浅草中野店@中野

 新宿の駅に戻ってそこから中央線の快速で一駅。
本日1軒目の居酒屋さんは中野です。
とはいえまだ時間は早いので街中をぶらぶらしてお買い物です。



 そんな道行きで、「すき家」さんを発見しました。
さすがは東京でして、午後3時あたりからお酒も飲めるようです。
この展開が早く静岡にもやってこないかなあ。



 しばらく歩いて駅のそばのお店にたどり着きました。
こちらが本日1軒目のお店で、「ニュー浅草」さんです。
中野なのに浅草というのも面白いですね。



 「いらっしゃいませ」
お店は二階もあるようですが、1階が空いているのでそこに向かいました。
カウンターが囲む席で、15人ほどは入れそうです。
奥に男女のカップルがいて、私たちはその一つ置いた隣に座りました。



 「チューハイ(310円)ください」
本日のスタートはチューハイで行きましょうか。
こちらのチューハイはプレーンなもので、アルコールがストレートに来ますね。



 おつまみには、「イワシ刺身(420円)」をいただきました。
これがなんと尾頭付きです。
いわゆる大羽イワシでしょうか、この頭の大きなこと。

 脂が乗ったお刺身はなかなかのものでした。
これは初っ端から大当たりです。
そしてうれしいことにお通しはないようでした。

 しかし困ったことに右側の席の男性一人客がヘビースモーカーでした。
ちょうどエアコンの風に乗って、私たちのほうにしっかりと煙が流れてきます。
さらには奥にいるカップルさんも男性が喫煙者でした。
これは困ったなあ。



 チューハイがすぐに空いて、お代わりはホッピー(400円)に代えました。
ホッピーがあると落ち着きますね。
お客さんはバラバラと入ってきて、いつの間にかほぼ満員という状態です。
このお店意外な人気店かもしれません。 



 二品目のおつまみはねぎチャーシュー(520円)です。
ほかのお客さんが注文されていて美味しそうだったので便乗しました。
このたれが美味しいですね。

 お隣に座った年配の男性は大徳利で熱燗をお願いしていて、これをあっという間に飲み干してしまいます。
それがいかにも場馴れた所作で、大人の酒飲みだと感じられますね。
私も見習いたいです。



 ここでナカ(200円)のお代わりです。
こちらのお店の欠点は、あえて言えば品物の出が遅いことでしょうか。
お酒類は早いんですが、厨房が一人だけのようでして、注文が集中すると結構待たされます。
逆に言えば、のんびり飲むにはいいのかもしれません。

 それでも小1時間ゆったりと過ごせました。
場所も分かりやすいし、次回も候補に入れておきましょう。
お会計は二人で2760円でした。
こちらを出て中野で二軒目に向かいます。

 ごちそうさまでした。 


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記そば処更科@新宿

2016年07月26日 07時33分20秒 | ラーメン(静岡県以外)
そば処更科@新宿



 今日は今シーズン初めての東京ツアーです。
例によって、「青春18きっぷ」を使って、メンバー二人は静岡駅を出発しました。
まだ夏休みも始まっていないせいか、電車は結構混んでいますね。



 そもかく列車は無事に熱海駅を出て、恒例の車内乾杯です。
午前9時過ぎに飲む発泡酒は美味しいことこの上ないですね。
これが飲みたくて旅に出たといっても間違いないくらいです。

乗り換えを経て、列車は無事新宿駅に到着しました。
そこから徒歩で目的のラーメン店を目指します。
ところが例によって道順がはっきりしません。
こういう時に頼りになるのがご存知お巡りさんです。

 新宿三丁目あたりの交番で、若いおまわりさんに道順をおたずねします。
するとさすがに場馴れしている和やかな方で、田舎者にも親切丁寧に教えてくださいました。
おかげでそのあとはスムーズに進みます。
途中でかなりの豚骨臭が漂ってくるラーメン店もありましたがパス、新宿は様々なお店がありますね。



 さて、そんなわけで到着したお店がこちらです。
なんと本業はお蕎麦屋さんですが、ラーメンも美味しいという評判のお店です。
まさに「蕎麦屋のラーメン」新宿版ですね。
ではさっそくお店に入りましょう。

 「お二階にどうぞ」
こちらのお店では二人以上のお客さんは二階に上げてもらえるようです。
ちょうど先客は一グループだけで、奥のテーブル席に座りました。





 まずは乾いたのどを潤しましょう。
「瓶ビール(540円)」です。
すると奥から、「お通しお願い」の声がしました。
そして二人前のお通しが出てきます。



 青菜のお浸しで、お醤油と鯖節がかかっています。
あとで逆算するとこれが嬉しいサービスでした。
これは良いお店です。



 私たちの注文はもちろん「ラーメン(648円)」です。
どんなラーメンが出てくるのか楽しみですね。
なお、ほかのお客さんの注文を見ると、お蕎麦にカレーなどのついたセット物が多く出ていました。
これでも800円ほどですから良心的なお店ですね。



 さて、待つことしばし、ラーメンの登場です。
うーん、これは正統派です。
具には厚切りのチャーシューが一枚にメンマ、そしてほうれん草でした。
このメンマがたっぷり乗っていていいおかずになりました。



 まずはコショーを掛けていただきます。
麺は並打ちの縮れ麺で、それほど腰はありません。
スープはあっさり系のしょうゆ味で、昔懐かしい蕎麦屋のラーメンそのものでした。
こってりしたラーメンも良いですがこういうあっさり系は定期的に食べたくなります。

 12時が近くなると、あっという間にお客さんが増えてきました。
サラリーマンから家族連れまで様々ですが、さすがにラーメンおたくはいませんでした。
メニューを見ますと、お酒も安めで、おつまみ関係も結構用意されていました。
これは昼酒にも良さそうです。



 ラーメンは結構量があって、これ1杯でしっかり満腹になりました。
これもうれしいです。
お客さんも多くなってきたので食べ終わったらすぐにお会計です。

 二人で1830円也。
なんと端数はおまけしてくださいました。
いやあ、江戸っ子だねえ。

 ごちそうさまでした。





 
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