静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

ブッチャー@小鹿

2016年01月30日 07時29分15秒 | ラーメン(静岡市内)
ブッチャー@小鹿

 お久しぶりのラーメン放浪記です。
今回は初めてのお店ではありませんが、ブログが引っ越ししてからは初めての訪問になります。
場所は静岡市のかなりはずれで小鹿になります。
いつものようにママチャリでのんびりと出かけました。

 ところが道順を間違えてしまい、困ったものになりました。
いつもは曲金の方面から南幹線を行くのですが、気まぐれに流通通りを経て長沼に出ました。
もちろんその道順では長沼大橋を通らなくては行けませんが、自転車なので気後れしてしまい、1本脇に避けました。
すると当然のことですがJRを越える道が無く、かなりの遠回りになってしまいました。



 そんなわけで30分ほども自転車を漕ぎましたが、いい食事前の運動になりました。
たどり着いたお店は小鹿の、「ブッチャー」さんです。
大通り沿いで分かりやすいですが、目を引く看板も良いですね。
ではお店に入りましょうか。

 まずは入り口右手の自動券売機で食券を購入します。
さて、今回訪問するきっかけになったのがクーポンです。
新聞に入っていたクーポンが目に止まったので、これを使ってみようと思い立ちました。
まずは500円の食券を購入しました。

 女性の店員さんんがやってきて、券を渡します。
注文したのは、「ふじそば」です。
無料で大盛りもできますが、私にはとうてい無理ですから。普通にしていただきました。

 席はカウンターの左端に座りますが、先客は5名で、私は6番目という事になります。
セルフサービスのお冷やを飲みながら出来上がりを待ちます。
しかしこちらのお店は体格の良い中年の御主人が一人でやっているので、かなり時間がかかります。

 1品ずつ丁寧に作っていますし、麺もかなりの太麺ですから時間がかかるわけです。
私が座った時点で前に三杯が残っていました。
その中で一番早く出てきたのはカウンターに座っている若い男性の注文した大盛りのラーメンでした。
それを見てまたびっくりです。

 山盛りに乗ったモヤシですからこれは大盛りにしなくて大正解でした。
まだ早い時間ですが、お客さんはどんどんと入ってきます。
若い男性客がほとんどで、これは静大の学生さんが多いんでしょうか。

 しばらくして出てきたのがこれまたすごい量のラーメンでした。
なにやら呪文のようなものを唱えていましたが、大盛りで野菜ましで、どうのこうのというラーメンでした。
その姿はまさに巨大なビルディングです。
よくああいうラーメンが食べられるものです。



 そして待つこと12分ほど、思ったよりも早くラーメンが出てきました。
しかし普通盛りでもこのボリュームですから、大したものです。
こちらは前から御主人が差し出してくれましたから、落とさないように両手で受け取りました。



 具には大量のモヤシと少量のキャベツ、タレで炙ったチャーシューが一枚乗っています。
そして富士山の雪のように頂上に乗っているのは刻みニンニクです。
このニンニクは最初に入れますかと聞かれますが、うっかり入れることに返事してしまいました。
これがかなり大量に乗っています。

 麺はゴワゴワの超太麺で縮れ麺です。
茶色っぽくて、かなりの歯応えがある麺です。
さて、このラーメンは食べ始めが一苦労します。
どこに箸を付けてもモヤシが崩れてしまうからですね。

 まあ二三本は我慢して、まん中あたりのモヤシを引き抜いては食べ始めました。
次に空いた隙間から麺をほじりだしていただきます。
モヤシには味がないので、叉焼の塩気がちょうど良いですね。
モヤシが減ってくるとようやくラーメンらしいものになってきました。

 それでもこのボリュームですから、麺はなかなか減りません。
これは食べるのに時間がかかるラーメンですね。
でも大量のモヤシはなかなか美味しいですね。
よく考えてみるとモヤシの量が麺よりも多いんですから、「モヤシ麺」のほうが適切です。

 つまりこれはラーメンではなく、「モヤシ」です。
主役にモヤシの入ってスープがあって、そこに具として麺が入っている。
そう表現した方が適切だと言えるでしょう。

 そして、スープにはかなりの背脂が入っていて脂っこいんですが、モヤシが大量ですから最後まで飽きずにあっさりと食べられます。
なるほどこれは素晴らしい工夫でした。
苦戦はしましたが何とか10分ほどで完食できました。



 ふと見るとお隣の大盛り学生さんと変わらないペースでしたから、まだまだ私もいけるもんです。
最近は背脂系のラーメンはすっかり苦手になってきましたが、このタイプならまだ行けますね。
かなりの満腹になってお店を後にしました。



 帰りにお店の看板で確認しましたが、看板よりもさらに大盛りとは素晴らしいサービスです。
この「逆過大表示」を某ハンバーガー店「マ××」さんも、見習っていただきたいものです。
重たい胃袋を支えて、帰り道を急ぎます。



 ごちそうさまでした。
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たこ八@おじさん登場

2016年01月29日 07時40分25秒 | たこ八
たこ八@おじさん登場

 話は遡って、オフ会当日の日曜日の朝です。
いつものようにのんびりとテレビを見ていました。
チャンネルはNHKで、朝のローカルニュースです。

 そこで紹介されたのが、「静岡おでん」でした。
まあ過去に何回もその手の放映はありましたから、途中で見切って二階に行きます。
すると階下から家人の呼ぶ声が聞こえてきました。
「たこ八さんが出てるよー」

 いつもテレビの撮影があった時はオカアサンが教えてくれるので驚きました。
そこで途中から見たわけですが、なかなか良い放送でした。
中でも、「一見さんに親切な常連客」が気になりました。
そこでさっそく火曜日にたこ八通いです。

 時間は6時少し過ぎでしたが、何と席は満員でした。
やはり早い時間は混みますね。
こういう時には無理に入ることはしません。
15分ほどぶらぶらして、もう一度覗いてみました。

 今度はどうやら空きができていますから安心して中に入りました。
やれやれこれでひと安心です。
オカアサンに放送のことを聞くと、NHKが来ると聞いてはいましたが当日突然に連絡があったようで、皆さんには伝えてなかったそうです。
録画は先週でしたから、取材してすぐの放送でした。

 お客さんの中には放送に出ていた、「親切な常連客」のSちゃんもいてびっくりです。
放送の後で、それを見た何人もから声を掛けられたそうです。
本人は放送を見ていなくて、内容は知らないというのが面白いですね。
たぶん美人のアナウンサーの前では普段と違う性格になるんでしょうか。

 そんな会話を重ねていると、お客さんがまたまた入ってきてついに満席になりました。
奥に4人連れのグループがいて、はるばると遠州から久しぶりに来たというお話しが聞こえてきました。
それ以外はほぼ常連さんで、皆さん一人客です。
常連さんの一人客ですと、詰めて入れるように皆が協力してくれます。

 満員なのでオカアサンには注文がどんどんと入ってきて、パニック状態になっています。
何しろ一人で全部やっていますから、忙しいことこの上ないですね。
でも常連さんはそこは分かっていますから、気を遣いながら注文します。
そこで奥のグループさんが注文の独占状態になっていました。

 今夜は人通りが多いのか、放送を見たお客さんが多いのか、のれんをかき上げて中をうかがう方が多かったです。
もちろん満席で入れませんから、がっかりして諦めるわけですが、それが何回も続いています。
私は何とか入れてラッキーでした。



 そんなわけでおつまみはかろうじて手が伸びた「シイタケフライ」だけでした。
シイタケは焼きの方がいいかな。
ビールが空きましたが、オカアサンが忙しすぎてグラスの注文ができない状態です。
そこでようやく奥のお客さんがお会計でした。

 ところがそこでびっくりする出来事が起こりました。
何と奥にいたお客さんは、「おじさん」だったんです。
これは静岡でしか分からない話題ですが、ローカルのテレビコマーシャルで、自動車教習所のものがあります。
そこに登場する、某もと巨人軍投手M選手のおじさんでした。

 静岡県限定のコマーシャルでは、そのM選手が
「おじさん!!」
と叫ぶので有名です。

 お客さんを驚かせないように最後まで黙っていたというわけですが、お顔を拝見するとなるほど「おじさん」でした。
私もおもわず
「おじさん」
とは呼びかけませんでしたが、これは驚きましたね。

 「おじさん」がお帰りになった後も、しばらくお店の中はざわついていました。
とはいえ席がゆったりしてきて、居心地も良くなりました。
面白いことにさっきまではちょくちょく来ていたお客さんがピッタリと止まりました。
客商売は分かりませんね。

 残ったお客さんは全て常連さんですから場も和やかです。
いま来れば十分座れるんですが、なかなか上手くは行きませんね。
いつもよりも少し長めの滞在でしたが、今回も定量で終わりました。
色々と楽しませてくれるたこ八さんでした。

 今夜もごちそうさま。
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COCO壱番屋@ガンバレココイチ

2016年01月28日 07時40分30秒 | 居酒屋
COCO壱番屋@ガンバレココイチ

 さて、順調に新年会が終わり、次のお店を探します。
一同意見が一致して向かった先は、「COCO壱番屋」さんでした。
最近横流しのとばっちりを受けて困っているココイチさんですから、少しでも応援しなくてはいけませんね。



 銀次さんから歩いて数分、無事にお店にたどり着きました。
日曜日の午後7時前ですから、もちろんお店は空いていました。
店員さんに合図をしていつもの指定席に座ります。
この奥の席が落ち着いて良いんですね。



 まずは定番のハイボールで乾杯です。
ココイチさんのハイボールは相変わらず濃いめでしかも安い。
期待を裏切らない美味しさでした。



 しかしあの横流し事件はいったい何だったんでしょうか。
廃棄されるべきものにはその理由があるわけですから、それをそのまま食品として流通させるというのはかなり悪質です。
食品に対する信用が一気になくなってきますね。
お弁当のおかずなどに流用されたら消費者には全く分かりません。



 そんなことを考えているとお馴染みのポテトフライが出てきました。
熱々揚げたてのポテトフライが103円、あんたは偉い!
こちらのお店には何回か来ていますが、他にお酒を飲んでいるお客さんを見たのは一度だけでした。

 まだまだココ飲みは浸透されていないようです。
微力ですが宣伝してお客さんが増えることを祈っています。
まあそう言っている割りにはお支払いが少ないですね。



 もちろん定番の串かつも注文します。
こちらは180円、じっくり揚げられていてジューシーな串カツでした。
相変わらず良い出来ですね。
ではハイボールをお代わりしましょう。



 こちらのハイボールはずしりと来る重厚なものですから、今回も2杯でセンベロでした。
のんびりと小1時間過ごして二次会も終了です。
皆さんお疲れさまでした。
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目利きの銀次@オフ会

2016年01月27日 07時31分28秒 | 居酒屋
目利きの銀次@オフ会

 今日は今年初めてのオフ会です。
それにしても寒さが増してきました。
まだ雨降りでないのが幸いですが、これも普段の心がけが良くないせいでしょうか。
やって来たお店は、「24時間営業中」の看板も頼もしい、「目利きの銀次」さんです。



 場所は静岡市葵区の御幸通り沿いで駅のすぐ前という一等地ですが、意外に人通りはありません。
今日は午後4時に予約をしてお店に向かいました。
ところが受付で確認してびっくり、何と予約が通っていないということでした。



 店員さんがあれこれと確認されていますが、ともかく席に案内されました。
お店の中は空いていて、ただいまの時間は宴会中のグループが一組だけです。
ところがこの若い方のグループが実に賑やかでした。
これは早い時間から飲んでいるような感じですね。

 そんなわけで10分以上遅れての宴会スタートになりました。
靴を脱いで個室に上がりますが、店員さんは全く来ません。
どうもシステムが分かりませんが、ベルを押して店員さんを呼び、とりあえずドリンクのメニューを持ってきてもらいました。



 今回のコースは3000円ポッキリというコースで飲み放題になっています。
まずは生ビールで乾杯です。
ドリンクのお代わりはそのたびにベルを押して店員さんを呼ぶことになります。
出入りの旅にふすまを閉めていくのが律儀ですね。



 まずはおつまみの一番手で、生キャベツです。
そこにガーリック風味のタレが掛かり、ゴマ油に塩昆布と鰹節が掛かっています。
シンプルですがこれはなかなか美味しかったです。



 次は定番の枝豆です。
冷凍ですがいい場つなぎになります。



ドリンクのお代わりは、「樽生焼酎ハイボール」をいただきました。
出てきたグラスが小さいので少し期待外れでした。



 三品目は海老です。
相変わらずお店は騒がしいですが、他にお客さんはいないので注文の通りは良いです。



 4品目はえびせんにコロッケ、コウナゴの唐揚げといったものでした。
揚げ物三品は良いつまみになります。
待たせたせいなのか、ここまで連続してつまみが出てきました。



 ドリンクは角ハイボールにしました。
こちらのほうがアルコールが濃いめで飲み応えがありますね。
まあ飲み放題ですから後は取り返せばいいわけです。





 5品目は意表を突いて鍋でした。
しかしこの鍋、昆布が浮いてます。
店員さんはコンロに火を付けて、何も言わずに帰ってしまいました。



 そして最後の一品です。
にくいことにこれが一番美味しかったです。
鮭のそぼろが乗ったご飯で、味も良く、つまみ代わりにもなりました。



 お鍋が煮えてきました。
魚介が酒ですから寄せ鍋系統の鍋でしょうか。
昆布はしっかりと沈めてダシを期待しますが、酔いが回ってきたせいか、味が良く分かりません。



 ドリンクはまだまだ行けます。
「梅しそサワー」です。
これはプレーンのチューハイに梅干しと青じそを入れたものでした。
梅をつぶしていただくと良い感じになります。



 ついに日本酒です。
ぬる燗で二合、ガラスの徳利もなかなか良いですね。
今回は速いペースで飲んでいますが、ドリンクの出はスムーズでした。
例の騒がしい団体客も帰ってしまい、急にお店が静かになってきました。



 と言うことはお客さんは私たちだけと言うことでしょうか。
24時間営業で頑張ってはおられますが、まだまだ景気は好転していない様子です。
前回来た時もそうでしたが、店員さんに覇気がないように感じられました。

 

またもやお代わりで、梅しそサワーに戻りました。
入店の時にトラブルがあったことで、それを考慮していただいたのかもしれませんが、ラストオーダーの時間が延びたようです。
普通はラスト30分前になってドリンク締め切りというところが多いですが、2時間しっかり過ごせました。



 それではとシメのお代わりです。
例の下町ハイボールをトリプルでいただきました。
アルコールの濃さで、シングル、ダブル、トリプルとあるそうですが、あまり差はないです。

 ともかく2時間しっかり楽しんで今回も無事終了でした。
では二次会に行きましょう。
ごちそうさまでした。
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沼津魚がし鮨@セノバ

2016年01月26日 07時42分24秒 | 居酒屋
沼津魚がし鮨@セノバ

 さて、時間調整も無事終了して、本日のメインのお店です。
ところがお店には5時少し過ぎに着いたことは着きましたが、まだ開いていませんでした。
なにかの都合で遅れたんでしょうか。
しばらく待っているうちに、急に気が変わってきました。

 もう5時を過ぎていますがらお寿司やさんのサービスが始まっているはずです。
やはり釣り落とした魚は大きいと言うことでしょうね。
焼鳥屋さんを後にして急ぎ足でセノバに戻りました。
せっかくここまで来ましたが、こちらその後に行きましょう。



 慌ただしくセノバの5階に戻って、「沼津魚がし鮨」さんに入店です。
お店はなかなか賑わっていて、一人だと告げるとカウンターの左端に案内されました。



 お茶が出て、店員さんに例の「超得!乾杯セット(税込み1000円)」の注文です。
ドリンクは聞かれませんでしたがこれは生ビールだけでした。



 すぐにセットが出てきました。
これは生ビールにおつまみが三点付いたセットです。
なかなかボリュームもありますね。



 まずは生ビールです。
静岡らしくサッポロで、ジョッキもキンキンに冷やしてあります。
少し急いだので喉も渇いていて、生ビールが新鮮に感じられました。



 お刺身です。
前の板前さんから直接出てきました。
何でもホタルイカはおまけだそうです。
タコにハマチとアジでした。



 少し遅れてゲソ唐揚げが出てきました。
これは良いですね。
さらには枝豆も付いて税込み千円はけっこうお得な気がします。

 さて他のお客さんは寿司でお食事という方がほとんどで、女性客が目立ちました。
この時間帯はお好みでの注文はなく、板前さんも手持ち無沙汰な様子でした。
その一角で一つのテーブル席だけ、ショーチューのボトルを囲んだ年配の男性グループが盛り上がって酒盛りでした。

 生ビールはすぐに空きましたがもちろんまだ飲み足りません。
そこで日本酒をいただくことにしました。
板さんに告げると銘柄を聞かれましたから
「一番安いやつで」



 出てきたのは、「ぬる燗(大)」です。
これが税込み739円ですから、高いお酒にしなくて良かったです。
のんびりと小1時間ほどくつろいでお会計でした。
税込み1739円はなかなかお値打ちな気がします。



 場所もいいし、たまにはこういう飲み方もありかな。
ごちそうさまでした。


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