とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 プレーオフトーナメント 決勝

2023-05-20 23:30:00 | イベント
国立競技場にて、NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 プレーオフトーナメント 決勝を観戦。
埼玉パナソニックワイルドナイツ vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ の組み合わせ。

初の国立競技場だが、木を使ったデザインが美しく、スケール感がある。
曇り空でも、芝生の緑が映えている。



選手入場


久々のラグビー観戦だったが、巨漢同士のぶつかり合いの迫力が凄い。
決勝戦なので、これまでの戦いで満身創痍だからなのか、両チームともに反則やミスが多い。
スクラムでは東京ベイがだいぶ押し込んでいた。
前半は、ペナルティーゴールでの得点のみで、東京ベイが、9-3とリード。

後半に入って、埼玉は堀江を投入してから、攻撃に流れができて、2トライで逆転し、15-12。
両チームの攻守がめまぐるしく変わる中、東京ベイの木田が逆転のトライを決めて17-15とし、そのまま逃げ切り。

試合中に、反則の判定やルール説明がビジョンに写されるので、わかりやすかった。
試合後の表彰式も盛り上がって、なかなか楽しかった。

一番、印象に残った選手は、埼玉のウィングで背番号11のマリカ ・コロインベテ選手。
タックルが強烈で、相手を弾き飛ばす、すさまじさ。
途中からは、この選手がどこにいるかを追いかけながら、タックルが炸裂する瞬間を期待して観ていた。
こういうのが、現地で観戦する面白さなんだろう。

ノーサイド




表彰式

2023年劇団☆新感線43周年興行・春公演『ミナト町純情オセロ』(Brillia HALL)

2023-03-20 22:00:00 | イベント
池袋のBrillia HALLにて、2023年劇団☆新感線43周年興行・春公演 Shinkansen faces Shakespeare 『ミナト町純情オセロ』~月がとっても慕情篇~を鑑賞。

劇団☆新感線は、「髑髏城の七人」「メタルマクベス」以来の鑑賞。
運よく、チケットが取れた。

シェイクスピアの「オセロ」の劇団☆新感線版。
主役のオセロはそのままの役名でブラジル人ハーフのやくざという設定。演じるのは三宅健。
オセロの妻デズデモーナの役名はモナで病院のお嬢様という設定。松井玲奈が演じる。
オセロを欺くイアーゴーの役名はアイ子で、オセロの先代の姐さんという設定。高田聖子が演じる。
オセロの妻と密通の疑いをかけられるキャシオーの役名は汐見で、オセロの弟分という設定。寺西拓人が演じる。

三宅健と松井玲奈が表の主役だとしたら、裏の主役は高田聖子。
若い二人を手玉に取る老獪ぶりは、関西弁の台詞だけでなく、目線などの立ち居振る舞いまで、どきどきした。
主役とヒロインの華のある演技と寺西拓人が演じる汐見の憎めないキャラクターにも惹きつけられた。
他の脇をかためる役者たちも、それぞれ見せ場があり、さすが。
笑って、泣いて、人間の闇の深さにぞくっとしたり、小さなボタンの掛け違いが人間を奈落の底に落とす恐さも感じた。

シェイクスピアの時代から、いや、原始時代から人間の本質は変わっていないのだろう。

原作:ウィリアム・シェイクスピア
作:青木豪
演出:いのうえひでのり


踊り部 田中泯 「外は、良寛。」(東京芸術劇場プレイハウス)

2022-12-18 23:30:00 | イベント
東京芸術劇場にて、踊り部 田中泯 「外は、良寛。」を鑑賞。
田中泯は俳優だと思っていたが、踊りが本業とのことだ。

なんだか、見たことないものが見れそうな気がして、池袋へ。
舞台はいたってシンプル。演者は6人。

田中泯 は僧衣をまとい、良寛の世界を表現していたが、子供のようであり、風のようであり、不思議な感覚だった。
時に何かに憑依されているようであり、動きの緩急だったり、力強さだったり、「身体言語」としての踊りを感じることができた。

終演後の舞台挨拶で、関係者が登壇され、カンパニーとしての結束に立ち会えたことで、感動が増幅した。
「良寛」にも興味が湧いたので、「外は、良寛。」(松岡正剛著、講談社文芸文庫)を読んでみようと思う。


守銭奴 ザ・マネー・クレイジー(東京芸術劇場プレイハウス)

2022-12-11 23:00:00 | イベント
東京芸術劇場プレイハウスにて、「守銭奴 ザ・マネー・クレイジー」を鑑賞。
本日が東京公演の千秋楽。

Twitterで当日券ありとの情報があり、インパクトのあるポスターが気になっていたので、思い切って行ってみた。

佐々木蔵之介が主役の金の亡者アルパゴンを演じている。
関西人だけに難波金融道みたいな演技を想像していたが、その通り。
60歳近い老人の役で腰が曲がっているが、動きは軽い。
金を持っているだけで、ここまで厚かましくなれるなら、金の力は凄いなあと思えるぐらい、嫌な人物を生み出している。
叫んだり、喚いたりしても、きちんと言葉が聞き取れるというのは、舞台俳優としての高い技術力を感じた。
また、客席に降りてきての演出があったが、やっぱり華がある。

脇を固める他の役も、表と裏があり、生々しい。
結局は、他人の金を当てにしようとしていたり、アルパゴンと卑しさでは大きな違いはないのだ。
アルパゴンを悪者にしているが、本当にそうなのか、という視点でみていたが、これが世の中の縮図かもしれない。

最後に盛り上がりがあり、対照的な父親像が提示されるが、世の中、そう単純ではないだろう。



配役