とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「マチネの終わりに」(ネタバレ注意)

2019-11-04 23:59:00 | 映画
原作の小説を読んでから映画を鑑賞。
小説とは設定が少し違っているが、映画化にあたり、キャストに寄せた感じ。
原作の洋子はハーフで、より強い女性と感じたが、キュートなところは、石田ゆり子にも通じる。

映画のストーリーでは単なる男女のすれ違いのように描かれているが、
そこに至るまでの葛藤と相手を思うが故の別れの切なさは小説を読まないとわからない。

しかし、蒔野は福山雅治に当て書きしたかのよう。
音楽活動を休止し、改めて音楽と向き合い、活躍している姿が重なる。

「未来が過去を変える」というのは、流れゆく日々を生きる中で過去の出来事の意味が変わっていくということだ。
勇気付けられるようでもあり、怖くもある。

この後の蒔野と洋子は友人として、互いにかけがえのない存在として生きるのではないだろうか。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:マチネの終わりに
製作年:2019年
製作国:日本
配給:東宝
監督:西谷弘
主演:福山雅治、石田ゆり子
他出演者:伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、風吹ジュン、板谷由夏、古谷一行
上映時間:124分