とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「劇場版「きのう何食べた?」」(ネタバレ注意)

2021-11-13 23:59:00 | 映画
普段の何気ない日常の中のある幸せや不安。
これを他人と分かち合って生きていくのは難しいけれど、喜びもある。
LGBTQとかいうけれど、個人対個人の関係になると、その人の属性がどうかはどうでもいいことだ。

主役の西島秀俊、内野聖陽の二人の演技はアドリブもあり、役というよりは素に近い反応もあり、微笑ましかった。
家族の概念もこういう作品を通して徐々に変わっていくのだろう。
結局、家族というのも、人間が幸せを感じるためのツールに過ぎないのかもしれない。

点数は、10点(10点満点)。

タイトル:劇場版「きのう何食べた?」
製作年:2021年
製作国:日本
配給:東宝
監督:中江和仁
主演:西島秀俊、内野聖陽
他出演者:山本耕史、磯村勇斗、マキタスポーツ、高泉淳子、松村北斗、田中美佐子、チャンカワイ、奥貫薫、田山涼成、梶芽衣子
上映時間:120分


「そして、バトンは渡された」(ネタバレ注意)

2021-11-13 23:50:00 | 映画
確かに泣ける作品だった。
現実の人の記憶は事実そのものではなく、その人が抱いたイメージあり、デフォルメされ、美化されるものだ。
マイナスイメージだったものでも、今が幸せなら、肯定的に受け止められる。
その逆もある。

石原さとみが演じる梨花が魅力的でないとこの物語は破綻する。
そういう意味で、石原さとみが自由奔放かつ愛情に溢れる梨花を演じ切っていた。

この作品には悪人は出てこない。
そこが少し物足りなくもあるが、家族の在り方は様々でいいという優しさが根底にある。

永野芽郁の主役らしい自然体な演技がよかった。

点数は、9点(10点満点)。

タイトル:そして、バトンは渡された
製作年:2021年
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:前田哲
主演:永野芽郁
他出演者:田中圭、岡田健史、稲垣来泉、朝比奈彩、安藤裕子、戸田菜穂、木野花、石原さとみ、大森南朋、市村正親
上映時間:137分