「劇映画 孤独のグルメ」（ネタバレ注意）

テレビ東京のTVドラマシリーズの映画化。
通常の放送では1話で1軒の飲食店を紹介するのだが映画ではどうなるのか。
松重豊が主役の井之頭五郎を演じるだけでなく、監督、脚本も担い、まさに八面六臂の活躍。

共演者も内田有紀、磯村勇斗、オダギリジョーと豪華。

舞台はパリから始まり、いきなりフランスのオニオンスープが食欲をそそる。
杏が演じる井之頭のかつての恋人の娘から、「昔、故郷で味わった汁をもう一度、飲みたい」との祖父の願いを叶えたいと相談される。
井之頭は依頼を断れず、祖父の故郷、長崎の五島列島を訪れる。
そこからが珍道中。

台風で韓国に流され、東京へ戻り、汁を何とか手に入れる。

この役だったら、この役者というキャスティングが完璧。

井之頭は生死の境を彷徨っても飄々として、腹が減っては、食欲を満たす。
このルーティーンが安心感を生み出している。

ザ・クロマニヨンズの主題歌「空腹と俺」もよかった。

点数は、8点（10点満点）。

タイトル：劇映画 孤独のグルメ
製作年：2024年
製作国：日本
配給：東宝
監督：松重豊
主演：松重豊
他出演者：内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、ユ・ジェミョン、塩見三省、杏、オダギリジョー
上映時間：110分