まるでドキュメンタリーをみているような感覚にさせられるのは役所広司の力だろう。
世界は確実に生きやすくなっているはずなのに、「生きづらさ」にスポットがあたるのはなぜだろうか。
「きれいでないもの」も本来は世界に存在しているのに、見えづらくなっている不自然さもある。
動物として生きることにエネルギーを使わなくてよくなった分、人間の生きる力が弱くなっていることもある。
他人から迷惑をかけられることに対して、耐性が弱くなっているのだろう。
他人に迷惑をかけたり、不快感を与えることが減ってきて、たまにそういうことがあると、とても目立つ。
目立つものをバッシングする。
人間の行動は理性で抑えることができても、心の中の野性的な部分を開放することができずに、ストレスがたまる。
ストレスのはけ口が、バッシングだ。
「すばらしき世界」とは「自由な世界」だと思う。
バッシングする自由、バッシングされる自由もある。
人を助ける自由、助けられる自由もある。
点数は、9点(10点満点)。
タイトル:すばらしき世界
製作年:2021年
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:西川美和
主演:役所広司
他出演者:仲野太賀、六角精児、北村有起哉、白竜、キムラ緑子、長澤まさみ、安田成美、梶芽衣子、橋爪功
上映時間:126分
世界は確実に生きやすくなっているはずなのに、「生きづらさ」にスポットがあたるのはなぜだろうか。
「きれいでないもの」も本来は世界に存在しているのに、見えづらくなっている不自然さもある。
動物として生きることにエネルギーを使わなくてよくなった分、人間の生きる力が弱くなっていることもある。
他人から迷惑をかけられることに対して、耐性が弱くなっているのだろう。
他人に迷惑をかけたり、不快感を与えることが減ってきて、たまにそういうことがあると、とても目立つ。
目立つものをバッシングする。
人間の行動は理性で抑えることができても、心の中の野性的な部分を開放することができずに、ストレスがたまる。
ストレスのはけ口が、バッシングだ。
「すばらしき世界」とは「自由な世界」だと思う。
バッシングする自由、バッシングされる自由もある。
人を助ける自由、助けられる自由もある。
点数は、9点(10点満点)。
タイトル:すばらしき世界
製作年:2021年
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:西川美和
主演:役所広司
他出演者:仲野太賀、六角精児、北村有起哉、白竜、キムラ緑子、長澤まさみ、安田成美、梶芽衣子、橋爪功
上映時間:126分
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