とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「BLUE/ブルー」(ネタバレ注意)

2021-04-09 23:59:00 | 映画
ボクシングの光が当たる表舞台だけでなく、裏側までも描いた作品。
吉田恵輔監督のボクシング愛が溢れる。
自分がやりたいとは思えないが、身を削る闘いには熱いものを感じる。

松山ケンイチは2年間、ボクシングのトレーニングを積んで撮影に備えたそうだ。

松山ケンイチが演じるのは、ボクシングを分かっているが故、自分に才能がないことを自覚しているベテランボクサー。
負け続けても、ボクシングが好きで、やめられない。
どんな形であれ、ボクシングに関わっていたい、多くの人に面白さを知って欲しいとの思いを抱えている。
ただし、プロである以上、勝てないと引退せざるを得ない厳しい現実。

東出昌大が演じる才能ある後輩ボクサーとの別れの場面で、秘めていた本音を吐露する。
その言葉をあえて口にしないとやめれないことを後輩も受け止める。

残念ながら、熱量と才能は比例しない。
このことはボクシングに限ったことではない。
それでも、熱量を持てることは素晴らしいと信じたい。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:BLUE/ブルー
製作年:2021年
製作国:日本
配給:ファントム・フィルム
監督:吉田恵輔
主演:松山ケンイチ
他出演者:木村文乃、柄本時生、守谷周徒、吉永アユリ、長瀬絹也、松浦慎一郎、松木大輔、竹原ピストル、よこやまよしひろ、東出昌大
上映時間:107分



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