とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

広島 vs 巨人(東京ドーム 2015/5/14)

2015-05-14 21:31:38 | 野球観戦
仕事が長引いてしまい、5回表の途中から参戦。
カープの逆転シーンは、場内モニタで見た。

カープにとっては、3連敗は免れたいところ、野村が飄々と逃げ切りそうに見えたが、
8回のピッチャー交代から雲行きが怪しく。
野村は7回に打席に立ったので、完投狙いと思ったが、アクシデントでもあったのか。

8回の一岡は、いい球と悪い球がはっきりしており、いい球を待てば、
打てる球が来そうな雰囲気。案の定、アンダーソン、亀井に連打を浴びて、
ノーアウト1塁3塁のピンチを招いてしまう。
ここで代打、高橋由伸。今日は、プレイヤーズ・デイで主役の登場。

ただし、若干の違和感が。というのが、亀井の代走で鈴木尚広が出てきたが、
走るタイミングを逸してしまい、高橋の内野ゴロで併殺の間の1点止まり。
どうも高橋に気を遣って、走れなかったようにも見えた。
ここは、ノーアウトだったので、先に橋本を代打で、鈴木に走らせて、
最悪は鈴木が盗塁失敗のリスクはあるが、ツーアウト3塁で、
高橋が決めるしかないというお膳立てでもよかったのかなと思った。

9回も中崎が先頭の大田にヒットを打たれ、片岡の送りバントで、ピンチを招いたが、
何とか、堂上、坂本を連続三振で、逃げ切った。
ここも、中崎はコントロールに不安があるので、簡単に送りバントで、
逆に打者に集中できたことで、辛くも抑えられた気がする。
大田はリードは大きいが、盗塁できる選手ではないので、ランナーとしての怖さがない。

カープは勝つには勝ったが、すっきりしなかった。それだけ上昇余地があるとは言えるが。
巨人は、普通に打って、守っているが、野球をしていない感じだ。
どうも打線にめりはりがない。全員が自分の居場所でないところで戦っている感じだ。
試行錯誤ということだろうが、本来の持ち場に戻ったときに、
今の経験をどう生かすかをもっと考えないと、原監督の期待に応えていないのになあと見える。




「龍三と七人の子分たち」 (ねたばれ注意)

2015-05-08 23:49:11 | 映画
タイトル:龍三と七人の子分たち
製作年:2015年
配給:ワーナー・ブラザース映画、オフィス北野
監督:北野武
主演:藤竜也
他出演者:近藤正臣、中尾彬、品川徹、樋浦勉、伊藤幸純、吉澤健、小野寺昭、安田顕、勝村政信、萬田久子、ビートたけし
上映時間:111分

北野武監督作品。
ベテラン俳優の演技が面白かった。監督への信頼感からか、自由にやっているように見えた。
中尾彬で遊び過ぎ。死人の役で鼻に綿をつめていたので、ご本人は結構、苦しかったのでは。
バイオレンスシーンがほとんどなく、アクション&コメディーで、気楽に観れた。

ただ、俳優ビートたけし演じる刑事だけが、どうも他の出演者と空気感が違っており、
楽しんでいないというか、醒めているというか、
架空の世界に一人だけ本物の人間が混じっているような感じを受けた。
人情味はあるものの、厳しいジャッジを下す漫才の審査員の顔にも見えた。

どうやって食っていくかということが根底にあったうえで、
生きていることの実感を何に感じるかという話だった。

点数は、7点(10点満点)。








中尊寺金色堂・弘前城

2015-05-06 23:33:04 | 旅行
ゴールデンウィークは自宅で過ごそうと思ったが、思い立って、東北へドライブ。

車で行くと、東北地方の大きさを実感。
ただ、どこへいってもコンビニはあるし、吉野家や幸楽苑といったチェーン店はあるし、
東京に住んでいるのと変わらない生活ができるのかなという気がした。

中尊寺金色堂
内部は撮影禁止なので外側のみ。
奥州藤原氏は創造できないくらいの金持ちだったんだろう。


弘前城
残念ながら、ほとんどの桜は散っていたが、結構にぎわっていた。

「王妃の館」 (ねたばれ注意)

2015-05-03 01:05:34 | 映画
タイトル:王妃の館
製作年:2015年
配給:東映
監督:橋本一
主演:水谷豊
他出演者:田中麗奈、吹石一恵、尾上寛之、青木崇高、中村倫也、安達祐実、緒方直人、石橋蓮司
上映時間:123分

原作者の浅田次郎が「映画化は不可能」と語っていた小説の映画化。

ベルサイユ宮殿やルーブル美術館を借り切ってのロケや劇中劇なども困難だったと思うが、
北白川右京を演じる水谷豊が映画化を可能にしたといっても過言ではない。

エキセントリックでありながら、人間味を感じさせるキャラクターが非常によかった。

「フランス人は戦争でパリを戦場にしなかったから、文化遺産が残っている」という趣旨の
右京のせりふがあったが、そういう価値観もあるなというのが気付きだった。
これは、過去のモノを守るということではなく、現在を犠牲にしても、
資産や理念を残すことが将来の発展につながるという揺るぎない信念を持つことだ。

点数は、8点(10点満点)。



水谷豊といえば、4/18放送のNHKのスイッチ・インタビューの小曽根真との対談が非常に面白かった。
「王妃の館」での衣装のアイデアのスケッチなど見所十分。

大英博物館展 (東京都美術館)

2015-05-01 20:21:19 | 美術館
上野の東京都美術館で「大英博物館展 100のモノが語る世界の歴史」を鑑賞した。

大英博物館のコレクションから100点を選び、人類の創造の歴史を表現しようという企画だ。

最も印象に残った1点は、「柿右衛門の象」だ。
17世紀当時に日本の磁器が海外へ輸出され、評価されていたことは凄いが、
その技術が現在にまで継承され、発展を続けていることが、更に凄い。

また、展示全般として、貨幣がいくつか展示されていたが、
貨幣により富を測定可能とし、交換できるようにしたことが、
文明の発展に寄与したと言える。

もう一つの人類の大きな発明は宗教だ。
生命、及び精神が危険に曝されたときに、心の拠り所をどこにもっていくかが、
太古から切実な問題だったことが感じられた。

こういったモノを後世に伝えていこうという意識が高いことが、
英国のすばらしいところで、世界の中の日本を考えたときに、
日本が何をすべきかを考えるきっかけになった。