STING 57TH & 9TH TOUR （日本武道館）

STING 57TH & 9TH TOUR WITH SPECIAL GUESTS JOE SUMNER AND THE LAST BANDOLEROSに参戦。
ステージ真横の2階席だったので、ほぼ横顔しか見れず。
また、スクリーンがなかったので、アップの表情が見れず。
なので、より音に集中できたのかもしれない。

日本語のMCはご愛敬として、ただ歌うだけで、存在感が違う。
心が洗われるような感覚というのだろうか。
ポリス時代も含めてヒット曲のオンパレード。
「Englishman in New York」、「Every Breath You Take」が聴けて今日は幸せ。



Englishman in New York


Every Breath You Take

「武曲 MUKOKU」 （ねたばれ注意）

「綾野剛、渾身の演技」というのが第一印象。
やさぐれて狂気をはらんだ綾野剛と精悍な綾野剛が見れる。

村上虹郎は不思議な存在感を持った役者だ。
器用でつかみどころがなさそうでいて、人懐っこく、鼻っ柱の強そうなのは本人の性格ではないか。
ちゃらちゃらしていて、陰で努力するタイプかも。

星一徹並みの厳しい父親（小林薫）と息子（綾野剛）の関係が痛々しい。
これが野球やボクシングといったプロスポーツなら目標が明確になるのだろうが、剣道では強くなることのゴールが難しい。
息子の目標が父親に勝つことになると出口がない。
父親と息子の師匠（柄本明）が指し示す道は己に克つことである。

自分の弱さを受け止めて、乗り越える努力をすることに意味がある。
そこにたどり着くのは簡単ではない。

点数は、7点（10点満点）。

タイトル：武曲 MUKOKU
製作年：2017年
製作国：日本
配給：キノフィルムズ
監督：熊切和嘉
主演：綾野剛
他出演者：村上虹郎、前田敦子、神野三鈴、風吹ジュン、小林薫、柄本明
上映時間：125分

茶の湯のうつわ （出光美術館）

日比谷の出光美術館にて「茶の湯のうつわ」展（開催期間：2017/4/15～2017/6/4）を鑑賞。
最終日ということもあってか、わりと混雑していた。

「一楽、二萩、三唐津」ということで、楽焼、萩焼、唐津焼を中心に茶碗や茶入が多数展示されており、
特に楽焼が充実しており、初代の長次郎から歴代の当主の作品の移り変わりが面白い。
また、色彩豊かな京焼も展示されており、野々村仁清、尾形乾山の作品もあった。

これだけの名品を個人で収集した出光佐三は凄いなと改めて感じた。
たまには手に取って眺めたりしたのだろうか。

「光」 （ねたばれ注意）

視力が不自由な人に向けて、映画の音声ガイドという仕事があることを知れた。
言葉は多くても少なくても伝わらない。
観ている人に想像力の余地を残しながら、動作や情景を表現する難しさがある。
ただし、余白があり、人によって解釈が違ってくることが、「人と映画のつながり」になる気がする。

永瀬正敏が演じる弱視のカメラマンが主人公だが、音声の使い方が特徴的な作品だ。
街の雑踏や森の鳥の鳴き声や葉のかすれる音といった普段聞き流している雑音が無視できない感覚。
耳をすませば、音から得られる情報の多さに驚く。

また、奈良の風景の美しさにも惹かれた。

点数は、8点（10点満点）。

タイトル：光
製作年：2017年
製作国：日本、フランス
配給：キノフィルムズ
監督：河瀨直美
主演：永瀬正敏、水崎綾女
他出演者：神野三鈴、小市慢太郎、白川和子、藤竜也
上映時間：102分

「LOGAN/ローガン」 （ねたばれ注意）

世界観の完成度がすばらしい。
ヒュー・ジャックマンがぼろぼろになるまでローガンを演じきった。

友情であったり、親子の絆であったり、加齢による衰えであったり、人間ドラマだ。
登場人物たちは幸せに見えないが、必死に生きることが、人生の基本だと思わせてくれる。

映像としては、娘ローラ役のダフネ・キーンのアクションがすごい。
スタントマンなのか、特撮なのか、気になった。

点数は、8点（10点満点）。

タイトル：LOGAN/ローガン
製作年：2017年
製作国：アメリカ
配給：20世紀フォックス映画
監督：James Mangold
主演：Hugh Jackman
他出演者：Patrick Stewart、Dafne Keen、Robert Boyd Holbrooke、Stephen Merchant、Richard E. Grant
上映時間：138分