とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

2024年 有馬記念観戦 主役不在の混戦

2024-12-22 23:59:00 | 競馬
中山競馬場にて、有馬記念を観戦。
今年もいろいろあったが、美しく勝って終わりたい。
ドウデュースの出走取消は非常に残念だが、馬券的な妙味は増した。
ベテランの横山典弘騎手が武豊騎手の分も頑張ってくれると期待。

レースが始まり、横山典弘騎手の1番ダノンデサイルが内から逃げの手。
狙っていたのか、馬なりでの逃げなのかはわからないが、前ポツンではなく後続を引き付けての逃げ。
2番手に横山和生騎手の5番弁ラジオオペラが続く。
3番手に内から川田騎手の7番スターズオンアース。その外に9番ディープボンド。
5番手に8番レガレイラ。その内に3番アーバンシック。
有力どころは内枠の利を活かして先行。

1周目の直線から2周目の4コーナーまで、横山親子のペースでレースが淡々と続く。
2頭で決まるかと思ったところ、残り100mぐらいから、レガレイラと大外から16番シャフリヤールの叩き合い。
2頭が頭の上げ下げでゴール。3着にダノンデサイル。

写真判定の結果、1着はレガレイラ。
サンデーレーシングのワンツーで決まった。

ドウデュースが出走していれば1着だったような気がする。まあ、これも競馬だ。
64年ぶりに3歳牝馬が優勝。

来年はどんな物語が繰り広げられるだろうか。

1周目の府ゴール前




翠松楼のチャーシューワンタンメン


レガレイラの単勝のみ的中

「はたらく細胞」(ネタバレ注意)

2024-12-20 23:59:00 | 映画
同名の原作マンガが話題になっていた記憶があるが、実写でどういう表現になるかに注目して鑑賞。

佐藤健が白血球役でキレキレのアクションを披露。
永野芽郁が赤血球役で健気に酸素を運んで感動を呼ぶ。

阿部サダヲと芦田愛菜が親子役。
二人の体の中で繰り広げられる細胞たちの活動を擬人化して描いている。

個人的には癌細胞の発生シーンが腑に落ちた。
まあ、細胞に意志があるわけではないので、メカニズムとして捉える必要があるが。
そういう意味では、自分の体の中でも同じような営みが繰り広げられていると思うと、なんとも不思議な感じがする。

細胞のはたらきの勉強になるし、エンターテインメントとしても面白かった。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:はたらく細胞
製作年:2024年
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:武内英樹
主演:永野芽郁、佐藤健
他出演者:芦田愛菜、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、深田恭子、片岡愛之助、新納慎也、小沢真珠、鶴見辰吾、光石研、Fukase、阿部サダヲ
上映時間:110分


矢野顕子さとがえるコンサート2024 featuring 小原礼・佐橋佳幸・林立夫(NHKホール)

2024-12-15 23:59:00 | 音楽
年末恒例のNHKホールでの「矢野顕子さとがえるコンサート2024 featuring 小原礼・佐橋佳幸・林立夫」に参加。
帰りに立ち寄るラーメン店のリサーチも万全。

毎年恒例の曲たちに加えて、新しい曲も交えて、本当に幸せな時間を過ごせた。

「ラーメン食べたい」は好きなアレンジだった。

アンコール1曲目の「クリームシチュー」終わりで、なんとMISIAがゲストで登場。
矢野顕子がMISIAに提供した「希望のうた」を共演。
最後は「ひとつだけ」で締め括り。

MISIAのパフォーマンスは圧巻だったが、矢野顕子との共演は幸せ以外のなにものでもない。

来年は、さとがえるコンサート30周年とのこと。
今から楽しみだ。


「アット・ザ・ベンチ」(ネタバレ注意)

2024-12-13 22:00:00 | 映画
多摩川の河川敷に設置された1つのベンチで繰り広げられる会話劇。
元々は公園だったようだが、ベンチだけが取り残されたらしい。
5つのシーンをつなぎ合わせて、1つの作品に仕上げているが、主役はベンチだ。

広瀬すずと仲野太賀が久々に再会した幼馴染みの役。
付かず離れずの距離感の会話と二人の横顔。
気が付けば、日が暮れかかっている河川敷の風景。
何気ない一日にしか見えない、大切な一日。

岸井ゆきのと岡山天音がカップルの役。
二人の会話に乱入してくる通りすがりの男を荒川良々が演じる。
彼氏に対する些細な不満を寿司ネタに例える会話が正直よくわからないが笑える。
この二人は別れるのだろうなと思いつつ、見入ってしまう。

今田美桜と森七菜が姉妹の役。
姉が男を追いかけて東京へ出てきたが、ベンチでホームレスをしており、妹が連れ戻そうとして喧嘩になる。
そんなことあるのかと思いながら、今田美桜のすっぴんが気になった。

草彅剛と吉岡理帆は宇宙人の兄妹という設定で演技をしている。
父親がベンチに姿を変えてしまい、連れ帰ろうとするという話の模様。
そのドラマの監督役が神木隆之介。
なかなかシュールな作品である。

一周回って、再度、広瀬すずと仲野太賀の二人がベンチで会話。
二人は結婚して新居を建てたらしい。
広瀬すずの横顔が美しすぎる。

こうして時は過ぎていく。
ベンチで過ごす人たちをみているだけで、温かい気持ちになれた。
こんなベンチみたいな場所が世界中にあるのだとすると、世の中捨てたものではない。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:アット・ザ・ベンチ
製作年:2024年
製作国:日本
配給:SPOON
監督:奥山由之
出演者:広瀬すず、仲野太賀、岸井ゆきの、岡山天音、荒川良々、今田美桜、森七菜、草彅剛、吉岡里帆、神木隆之介
上映時間:86分


「正体」(ネタバレ注意)

2024-12-08 23:59:00 | 映画
藤井道人監督作品。
横浜流星が冤罪で殺人犯となり、逃亡する鏑木慶一を演じる。
鏑木の変装シーンが見所ではあるが、逃亡先で出会う人々との触れ合いや、鏑木を追う刑事との駆け引きも目が離せない。

横浜流星が出し切ったと言える渾身の演技。
ずっと逃亡しているので、感情を抑えながらも、鏑木が人生を切り拓いていく輝きが垣間見れるところが堪らない。
単なる逃亡劇ではなく、鏑木の成長物語になっているところにも感動。

森本慎太郎が演じたジャンプとの日雇い労働での厳しい体験。
吉岡理帆が演じた沙耶香との安らぎ。
山田杏奈が演じた舞からは職場の先輩として憧れられる存在に。

山田孝之が演じた刑事が組織方針と個人の信念で悩む様が物語に重厚さを加えていた。

人を信じて助けること、世界をよくしたいという思いを忘れずにいたいと思える作品だった。

点数は、10点(10点満点)。

タイトル:正体
製作年:2024年
製作国:日本
配給:松竹
監督:藤井道人
主演:横浜流星
他出演者:吉岡理帆、森本慎太郎、山田杏奈、前田公輝、田島亮、遠藤雄弥、宮崎優、森田甘路、西田尚美、山中崇、宇野祥平、駿河太郎、木野花、田中哲司、原日出子、松重豊、山田孝之
上映時間:120分