ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

帰り道

2006-11-07 21:06:32 | 平々凡々

   愛車です。今年車検を受けました。

  
  7
日、火曜日。日曜から仕事で八代方面に来ていたが、無事に終わって九州縦貫道を北へ。3日ぶりで我が家へ向かっている。マイカーでの出張は交通事故などのトラブルを起こすと、処理が面倒なので極力避けているが、今回はやむをえない。安全運転で!と思うがついついスピードメーターは制限の100kmを越えてしまう。まぁ、車の流れに乗っているので、別に危険ではないが。

 荷台には柿とみかんを積んでいる。お土産だ。高速に入る前に果物屋で買った。年寄り夫婦が店を出しているが、安いのとびっくりするほどまけてくれるのでちょくちょく寄っている。おじいさんの方が愛想がよく、まけてくれるのだが、今日はおばあさんが店先に座っていた。柿が好きなのでぜひとも柿を、と値段を聞くとなんと一箱500円という。若干やわらかくなったので値引きしているそうだ。安いと思ったので、柿を2箱、みかんを一袋買ったら、おまけに芋を3袋持って行けという。名前は知らないが山芋の種類のようだった。珍しい食材だと思ってありがたく頂いた。(後ほど寄ったサービスエリアで同じものを1450円で売っていた。つくね芋というらしい)

 昨晩は快眠したので、すこぶる「ご機嫌さん」だった。大陸の高気圧が勢力を張り出してきたためか、半袖のシャツでは肌寒いが、車内では快適だ。 釣りのお師匠さんのはまさんからダビングしてもらった昭和4,50年代のフォークソングやヒット曲を聴く。前にもアップしたが、「オリビアを聴きながら」はお気に入りであるが、ここ最近は山口百恵の「秋桜」や原由子が歌っている「学生時代」に新たに感銘を受けている。特に「秋桜」を聴くと、なぜか涙腺を刺激される。陽だまりの縁側で嫁ぐ娘を気遣う母の想いを綴った歌であるが、我が国の原風景を思い起こさせるのであろうか。

 暦では今日は立冬とのことだ。最近は暑くて、季節の移ろいを感ずることが少なくなってはいるが、やはり季節は確実に変わっている。時々だが冷気がとがった刃先のように肌身を刺す。晩秋という季節は、その冷気が人に詩的感情を注入するのではないかと思われるほどだ。若い頃はロマンチックだ、と片付けていたが、この年代になると枯葉に我が身を重ねるように思えるのかもしれない。春は確実にまた来るんだ、と思っている若者世代と、春よ、また来て、と願う世代の違いかもしれない。

  
  みかんは不作らしい。つくね芋3袋がおまけについて全1700円。お得?

 暗い話になった。やはり感傷的になっているのかも。一人で3時間も車を運転していると、色んなことを考える。次から次へと瞑想ならぬ妄想が浮かんでくる。思わず一人笑いしていることも。 嬉しいことも多い。一人でホテルでワンカップ飲んでる時に、思わぬメールでの励まし。朝、頑張って!とおはようコール。一人ではない、と感じる時が一番嬉しい

コメント (30)
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