我が家から見た景色。紅葉がちらほら。
年取って新陳代謝が低下したため、ちょっと食べるとてきめんに太ってしまう。おなかの厚さが我ながら嫌になる。このため、毎週、近くのフィットネスクラブに通って、老若男女の皆様に混じってエアロビをしている。今は主に初級クラスのローインパクトに入っている。走ることはない45分間のクラスで、エアロビ初心者には絶好であり、人気も高い。
日曜の午前中のクラスに入ることにしているが、常連さんとも顔なじみとなって、自分の場所も決まってくる。妻から言わせると、私の動きはおかしいらしい。私は、自分では上手とはいわないものの、特に下手とは思っていない。まぁ、1ヶ月ごとに動きが変わってゆくから、第1週のときは、ぎこちないというか、できていないとは思うけど。
ところが、先週のことだが、一番前に30代後半の見るからに頑健そうな男性が陣取っていた。始めてみる顔だった。そこは常連マダムの専用席なのだが、そんなことはお構いなしだ。(本人は知らないので当然だろうけど) マダム連中は追い出された格好で、後方へ。このため、私も玉突きで後ろに下がる羽目になったが。
エアロビが始まった。ところが、どうもこの男性の動きがおかしい。音楽にまるで合っていないのだ。4拍子のリズムに合せてステップを踏むのだが、私たちが4回動作するのに、5回ほど動いている。異常に速いのだ。だから動きが浮き上がってしまって見苦しいことこの上ない。こんなにリズムがあってない人も珍しいと半ば感心もしたほどだった。しかしこの人の動作を見ていると、私まで動きがおかしくなると思って、途中からは無視して先生ばかり見ていた。
途中、水分補給の時間があるが、この男性の直後に居たマダム連中はさすがにやりきれなかったのだろう、場所を最後尾にそそくさと替わってしまった。こうなると、私が嫌でも真後ろになる。それからの仕上げの10分間が長かった!ただでも2週間所用で欠席していて、初めてのステップなのにこの男に邪魔されて。
先生も、途中から苦笑いしていたけど、「お下がり!」というわけにもいかず・・・。 世の中には信じられないほどの音痴の人がいるが、この人はぜ~~ったいに、間違いなく音痴であると確信した。 来週は、私の前に位置どらないで欲しい! と心から思ったのでした。