昆虫採集を趣味としている私だが、蜘蛛と蛇は大の苦手である。苦手を通り越して恐怖感を抱いているといった方が正しいかもしれない。とにかく怖い。ただ、屋外で蜘蛛の巣を張っている女郎蜘蛛は、昆虫採集時に山や雑木林で見かけることが多いので、そう苦にはならないが、家の中に徘徊する巨大な蜘蛛は、ほんとに逃げ出したくなる。
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昨夜、昼間の暑さで疲れ果ててしまって、8時過ぎには寝てしまった私だが、妻が戸締り確認に行こうと階段を下りていると、巨大な蜘蛛が壁を這いまわったそうだ。私と同じくらい蜘蛛が苦手な妻は、それでも殺虫スプレーを振りかざして、蜘蛛退治に頑張ったらしいが少々のスプレーでは効果がなく、何と洗面所の洗濯機の奥に逃げ込んだらしい。様子を伺っていた妻は、蜘蛛の復讐?が恐ろしかったようだが、生来の気丈さを発揮してというか、泥棒に懲りているので意を決して窓を閉めたようだ。<o:p></o:p>
(私といえば、いつもの暢気さでこんな騒ぎがあったとは露知らず、のんびりと連休明けのデスクを片付けていた。が、妻からのメールで、タランチェラのような蜘蛛で、風呂場には入りたくない、何とかしてくれと、知らされた。とりあえずジムに風呂に入りに行きなさいと折り返したが)<o:p></o:p>
どうにかしてくれというが、私も怖い! 巨大蜘蛛がどのような特性なのか、ネットで調べたら、アシダカグモという名らしく、ゴキブリを食べる蜘蛛で毒蜘蛛ではなく、人間は襲わないらしい。 ほっと、安心はしたが、一件落着とはいかない。とりあえず洗濯機をずらして調査しなくては! <o:p></o:p>
ただ、この件で分かったが、我が家にはゴキブリがいるのだ! われわれの知らない部分でゴキブリを食べてくれたら良いのだが、蜘蛛が這いまわるカサカサという音は実に気持ちが悪い。<o:p></o:p>
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さぁ蜘蛛退治! と勇んで帰ったが、蜘蛛は洗濯機の奥で死んでいた。妻は気持ちが悪いので始末できなかったとの事だ。アシダカグモ、もう少しひっそりと、目に付かない範囲でゴキブリ退治してくれたらいいのだが。目の前に急に現れたら心臓発作すると思うので、益虫とは思うが見逃すのはためらいを覚える。 <o:p></o:p>