サンヨー電機が30年以上前の扇風機が火災事故を起こすから使わないで!というニュースが流れた。<o:p></o:p>
我が家の家電、次々と故障したので更新しているが、一機の扇風機だけは昔からのものだ。もちろん、各部屋ごとに扇風機があり、それは必要に応じて買ってはいるが、扇風機の機能としては30年前のものと変わらない。現在も故障もなく、快適な風をベッドに運んでくれている。<o:p></o:p>
早速型番をしらべると、やはり! 1974年製のサンヨーEF-6PB型。33年前の製品で、結婚する前から使っていたものだ。
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ニュースによると、ニスが劣化して火災に至る可能性があるということだが、さて、どうしたものか。サンヨーが云うとおり、直ちに使用中止とすべきか? <o:p></o:p>
扇風機のモーターコイルは確かに絶縁ワニスで固められている。このワニスはホルマール線を固めるのと、湿気を防止する目的であり、確かに絶縁物なので経年劣化する。経年劣化は熱劣化と等しいので、稼働時間に応じて劣化する度合いは異なる。我が社の製品と同じ技術なので、そこらへんは充分に知っているのだ。
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我が家ではエアコンは一晩中付けているが、扇風機はエアコンが効く前の1時間しか回っていない。タイマーをかけているので、それは間違いない。だから長時間運転はしないし、扇風機自体は、異常音も異常振動もない。まったくの正常だと思える。却って居間においてある最近買ったばかりの方が首振りの調子が悪いほどだ。
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だから、今の使用状態だと問題ないと思えるのだが、腑に落ちないのが他社の考えだ。扇風機は汎用製品だから、多くの家電メーカーが製造販売しており、その安全規格は経済産業省が設定して管理している。なぜ、サンヨーだけが? 絶縁ワニスの劣化だけの問題だったら、他メーカーもまったく同じはずなのだ。 コイルの冷却構造などに、問題があったとしか考えられない。<o:p></o:p>
しばらく動向を見守ることにしようか! 夏もまもなく終わるだろうし。<o:p></o:p>