ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

山芋掘り

2008-11-25 21:22:31 | アウトドア

  

   山芋の葉 

 

  3連休の北九州地方の天気は第1日目から順に晴れ、曇り、雨と予報されていた。この連休中に私に課せられた仕事はずっと懸案となっていたワックス掛けだったので、それをいつにするかが問題だったが、とりあえず、初日の好天日は山芋(自然薯)掘りに行くことにした。

 

<o:p></o:p>  山芋掘りは2年ぶりだ。 毎年、遠賀のAさんと4駆の軽で山道を分け入って、山芋掘りをしていたのだが、昨年はAさんがリタイアしたこともあって、行きそびれていた。通勤電車の車窓から山芋の黄色い葉を見ると、矢も楯もたまらず行こうと思ったのでした。

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さて、山芋を掘るには、当然のことだが山芋の蔓が見つからないといけない。 けれど、その他に掘りやすい場所や土質などの条件が揃わなければ大変だ。 一番いいのは石がなくて柔らかい赤土のところなのだが、そんな場所は好事家じゃなければ知らないし教えてくれる人もいない。 また、雑草や雑木が生い茂った場所に生えているので、芋ほり道具の他に鎌や鉈なども必須であり、素人が掘りに行くのは結構大変なのだ。

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私がひそかに狙っていたのが、Aさんの持ち山の入り口付近にある荒地。山芋の蔓がここかしこに生えていて割と掘り易い場所だったのと、Aさんの山なので了解を得れば安心して掘れるし、何よりも鎌を借りられるのだ。

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Aさん宅に着いたのが10時過ぎ。 枇杷を栽培している従兄弟夫妻も来ていて、軽トラックに農機具を積み込んでいる最中だった。農閑期に入ったところだと思うが、何か作業があるらしい。忙しそうだったので、立ち入った話はせずに、来意を告げ鎌を借りて、早速山に入った。

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収穫。土が付いてますけど。ビニル袋の中がむかご。

 

田んぼに面した山の斜面には、黄色くなった山芋の蔓があちこちに見えていたが、いずれも木が太い雑木林だったので、木の根っこが邪魔で掘れないと判断して、Aさんの作業場上の竹やぶに向かった。かねて狙っていたところで黄色い山芋の蔓が群生している。

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山芋の葉の先の方にはむかごが成っていたので、それを採集した。きなこさんがむかごご飯の紹介をしていたのが頭に浮かんだのだ。 私も味わおう! それから山芋の蔓の根を手繰って行き、根っこを特定して掘りやすいように周りの竹やぶを切り拓く。そしてスコップを改造した山芋掘りで掘り始めた。

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Aさんがここの土地は石が多いので芋掘りには適していないといっていたが、掘って分かった! 50センチくらいまでは、黒土で石は多いけども、何とか掘れる。けれどもその先が固い粘土質の赤土なのだった。 あまりに土が固すぎるためか、山芋自身も根を伸ばせずに、赤土のところで瘤となっていた。といっても、ある程度は赤土を掘らなくては掘り出すことが出来ないので、相当に難儀した。

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結局、弁当も食べずに2時過ぎまで、3時間かけて5本ばかり掘った。いずれも50センチくらいの短いものだったが、土質が土質なので仕方が無い。まぁ、一人で掘ったのだから、これはこれで良しとしよう!

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意気揚々と我が家に帰ったが、妻はどうもご機嫌がよろしくない。あまりに短いので不満なのであろうか。色艶も悪いとも言っていた! けれども、連休最終日の昨夕はとろろご飯だった。さすがに、自然の芋は粘りがあって旨かった。右肩の痛みも忘れようと云うものだ。

 

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コメント (11)
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