先日、社長と囲碁をした日のこと。昼食を早めに終えなければとぎりぎりのタイミングで食堂に入った。すると、誰もいないはずの大食堂で、社長がうどんを食べていた。チャイムより早めに来たようだ。社長を待たせるわけにはいかないと、私も急いでトレーに定食を乗せた。そして、ICカードを通した・・・<o:p></o:p>
食堂のメニューは4種類あって、私はいつも定食を食べる。これでも栄養バランスを考えているのだ。もちろんメニュー毎に価格は違うので、ICカードも各メニュー専用に4台設置されている。この日はチャイム前だったので、いつもと勝手が違って、列もなく、だだっ広いカウンターに惣菜が並んでいた。そして最後にICカードを通したのだが、間違って麺類メニューの機械に通してしまった!。私が間違った!と叫んだので、食堂のパート女性も気づいたが、機械なのでどうしようもない。チーフの男性が、「いいですよ、今回は!」と言ってくれたが、そういう訳にもいくまいと、定食の機械にも通したのだ。価格はと言うと、定食350円・麺類280円だ。2重払いにはなったが、急いでいたし、私が間違えたのだから、仕方ないと納得していたのでした。
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<o:p> たっ君が大好きの和君。一緒に横に寝てあやしてます。</o:p>
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ところが数日後の昼食で、食事が済んでトレーを下げに水洗場に向かっていると、白い割烹着のパート女性が私に、「先日の支払い過ぎ分です」と言って、280円を手渡してくれたのです。私のミスだから、いいですよと断ったのだが、食堂側としてはそうもいかないと判断したようだ。50代始めの優しそうな二重まぶたの人だったが、思いがけない事でもあり、感激してしまった。(マスクしていたので残念な事に眼だけしか分からなかった・・・)
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それにしても、よく私を覚えていたものだ。食堂を利用するのは100人程度なのだが・・・。白髪の格好良い男性と見ていたのだろう、多分。(笑) 世の中捨てたものじゃない。
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