ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

野いちご摘み

2010-06-03 09:23:15 | アウトドア

 

 6月に入った。例年より気温は低めだが爽やかな日が続いている。先日の暴風雨で袋が破れてしまって実が顔を出している枇杷も急に色づき始めてきた。あと10日ほど、雨が降らなければ良いが。

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 火曜日、午前中は親父の見舞いで病院へ。肺炎で緊急入院したので妻と二人、ばたばたしたのだが顔色も良くなってとりあえず安心だ。95歳、すっかり寝たきり生活なのだが、眼に生気が戻ってきた。

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 親父の顔を見ると、なぜか子供の頃を思い出す。それも野いちご摘み。昆虫採集で野山を走り回っていたのだが、その合間によく野いちごを積んでいた。甘いものに飢えていた少年時代、甘く熟れた野いちごは絶好の食べ物だったのだ。

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<o:p>  北九州市の水源、ます渕ダム</o:p>

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 ちょうど、今時分が野いちごの時期だ。その日の午後、一人で思い出のいちご摘み(ブログを始めた頃の記事です)に出かけることにした。折り畳み自転車をウイッシュに載せて、福智山登山口のます渕ダムへ。ダムの周囲は遊歩道になっており、知る人ぞ知る、ここに野いちごが群生しているのだ。

 

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 休日は登山客で賑わうのだが、平日の午後とあって殆ど人気は無く、ダムのほとりをリュックを背負ってサイクリング。そして目指す秘密の場所へ。ところが数年ぶりに訪れたその場所にはわずかしか野いちごが無かった。いつの間にか竹が繁殖して、野いちごを押しやっていたのだ。がっかりしたが、これも時の流れ、致し方ないと更に池の周りを廻ると、杉の植林地の中に陽だまりを見つけた。急な斜面なのだが、赤い実が見え隠れしている。木いちごの群落なのだった。しめしめと自転車を停めて、斜面を登った。

 

 

 

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それから1時間ほど、一心不乱に野いちごや木いちごを持参したパックに詰め込んだ。けれどもすぐにパックがいっぱいとなって、採るのを諦めざるを得なかった。こんな事ならでっかい容器を持ってくればよかった!

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パックいっぱいの野いちごを手に意気揚々と引き上げた。孫達の歓ぶ顔を思い描いて。だが、その日の夕方、保育園から帰った奏君、野いちごはお気に召さないようで、甘いと言って食べず仕舞い。長女が和君用に少し持ち帰ったようだが、果たして食べたのだろうか? 最近は食生活が豊かになって、嗜好も変わってきているのがちょっと残念。自然を友とする折角の機会なのに。

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コメント (22)
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