会社で勉強会の資料を整理していると、妻からSOSのメールが届いた。吐き気がして気分が悪いからどこにも寄らずにまっすぐ帰って欲しいと。私は依然として体調が悪く、咳・痰が激しい。妻だけが元気だったのだが、周りからのバイ菌攻撃にとうとう陥落したのだろうか。
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定時になって慌てて帰宅すると、妻がソファに寝転んで唸っていた。冷や汗が出ており、気分も悪そう。和君が心配そうに看護していたのがいじらしかった。家事のことはほっといて、このままベッドで寝なさいと言うと、よほど辛かったのか長女が買ってきたアクエリアスを飲んですぐに横になった。一晩、ゆっくりと寝ることが何よりの薬だ。
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夕食はほっかほっか亭にしようかなと考えていると、テーブルにお重が。妻の危機を聞いて次女が余り物だけど、と持ってきたのだそうだ。病院で働いている次女だが、その昼食のあまり? 手つかずの弁当なのに? 会合かなんかあって、弁当が出たのかもしれない。
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その晩、私はおいしく頂いた。体調は悪いのだが食欲だけは充分以上にある。長女が台所の片付けまでしてくれたので私の仕事がなかったこともあるが、妻がうなされているのに、私はお酒も飲んで・・・。
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翌日(今日の朝のこと)、NHKで百日咳が大人の間で流行っていると知った。咳が激しいので、私の病気もこれかもしれないと思って、すぐにかかりつけの病院に行った。そして肺のレントゲンや肺活量の検査をしてもらった。その結果、肺には異常がなく(肺年齢も相応の63歳だそうだ)、風邪の悪性症状ということで、抗生物質を含んだ薬を処方された。
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妻は幾分かは良くなって、無理はできないけれども何とかベッドから起きだせるようになった。私も昨晩は久しぶりに熟睡できたのと、新しい薬が効くような気がして気分が良い。何とかこのまま快復してほしい。
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