土曜日、朝から風が強い。梅雨前線が北上中との予報が出ているけれども厚い雲の間から青空は覗いており、不穏な予感を抱かせる。枇杷の枝は大きく風に揺さぶられており、今にも枝が折れそうだ。北部九州も入梅の公算が強いとかで、日曜日からは雨マークが並んでいる。これを見て枇杷の収穫をすることを決めた。まだ数日早いという感じなのだが、雨が降る前に片付けてしまおうと。
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今年は異常気象で、低温、乾燥、強風と枇杷にとっては良くない事ばかり。強風のおかげで枝は折れたり、垂れ下がったり。せっかく付けた袋も破れ飛んだりと散々だ。この強風で更に実が痛んでしまうのは見えているので急遽取入れを決意したのだ。
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9時半から作業開始。枝が強風でざわめいて揺れる中、脚立に登って剪定鋏で枝ごと袋を切り取る。木が大きくなりすぎているので、剪定も兼ねて枝の根元から鋏を入れる。袋を破って熟成度を調べたのだが、やはり出来が悪い。水不足でしわくちゃなのと強風で痛めつけられて黒く変色している。それに全体として小振りだ。どうも実が多すぎたようだ。それに枝が垂れ下がって曲がったためか水分が実まで届いていないようなのだ。もちろん、ここ2週間の乾燥で水不足だったのが最大の理由なのだろうが。
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熟成度もいまいちで甘さも不足しているようで、今年の枇杷は失敗だった。来年はこの失敗経験を生かして美味しい枇杷に育てなければと反省しながらの枇杷の収穫だった。
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全部採り終えたのが夕方、それから袋を開けて仕分け! 良いもの、しわくちゃだが何とか食べられるもの、全然駄目で捨てるもの、の3つに分けた。結果としてこの比率は4:3:3だった。
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反省:枇杷の実は確実に剪定して袋はせいぜい400袋以下に押さえなければならない。
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水不足に注意する事。(枝がたわむのも良くない)<o:p></o:p>
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我が家の枇杷は甘いので、御近所さんにお裾分けしていたのだが、出来が悪いので今年は遠慮する事にした。妻が言うには岡垣の高倉枇杷も水不足のようでしわくちゃな枇杷が売られていたとの事。我が家だけの問題ではなかったのかもしれないが、それにしても残念。昨年までは素人の私でも何とか自慢できる枇杷が採れていたのだが・・・。
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日曜日、見かけが良い枇杷を選んで、妻が始めて枇杷酒を造った。数年分の梅酒も残っていることでもあり、今年の夏は果実酒で乗り切らねば。
そして昨晩、カメルーン戦を観ながら、妻が枇杷ジャムを作った。悲観的な見通しを持っていたのだが、サムライジャパンは憑きもあったが後半の猛攻をよくしのいで見事に勝った。次はオランダ。引き分けてくれると嬉しい。
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それにしても、今年の枇杷は残念だった。反省だ。
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